書家 紫舟 想いを世界に伝えるために ルーブル Carrousel du Louvre à Paris への挑戦 Dèfi au Louvre わたしたちはすべての挑戦を応援します。東京海上日動

更新情報 2016-03-11:「記録5」が追加されました。

序文 Introduction

挑戦

私たちは考えています。人生は、挑戦の連続であると。
自らの意思で挑む挑戦もあれば、日常の中で思いがけず訪れる挑戦もある。
私たちの人生は、日々、挑戦であふれています。

弊社のスペシャルサイト『挑戦』の題字を書いた書家/アーティスト紫舟氏も、日々、挑戦を続けているひとりです。

「書を通して世界に日本を発信したい。」
紫舟氏の願いは、フランス・パリにあるルーブル Carrousel du Louvre à Paris での展示開催につながりました。

弊社は、紫舟氏の「挑戦」に密着し、作品に込めた思いや制作の過程をお伝えしていきます。

2015年12月17日〜12月20日 Carrousel du Louvre à Paris

記録1 書を書くという「挑戦」

2015年09月30日〜10月10日

展示78日前

「言葉に込められた『想い』を表現する」

紫舟氏が、書をしたためるときに必ず行うことがあります。
それは「なぜ、今、この文字を書くのか」ということを、自分自身に問いかけ、文字や言葉、そのものに宿るものを見つめ直すこと。

書「挑戦」を書く時も、紫舟氏は頭の中にある言葉と向き合い、和紙を見つめていました。そして、ピンと張りつめた静寂を打ち破るように筆を取り、ひと思いに書き始めました。

「挑戦」という言葉の中にある、勢いと爽やかさ。何事にもあきらめずに挑み続ける芯の強さ。
紫舟氏は言葉に込められた想いを表現できるまで、何度も書を書き連ねていきました。

「世界に向けて日本を発信する」

2015年12月17日〜20日にルーブル Carrousel du Louvre à Paris で開催される紫舟氏の展示。
フランスの美術団体 Société Nationale des Beaux Arts の、主賓招待作家として日本人が選出されたのは、横山大観氏に続き、現存作家としては初めてという偉業です。

心を込めた作品を展示して、たくさんの人に感動してもらうこと。そして、少しでも日本を知ってもらうこと。紫舟氏は、この願いを胸に、ルーブルの大舞台に挑戦しようとしています。

展示78日前、アトリエで作品の仕上げに試行錯誤を重ねる紫舟氏がいました。
書の彫刻に、光をあてる角度や強さ、この文字に相応しい表現は一体どれなのか。丁寧に確認しながら、ゆっくりと時間をかけて作品を完成へと導いていきます。
ルーブル Carrousel du Louvre à Paris に向けた紫舟氏の挑戦は、まだ始まったばかりです。

記録178日前:2015年09月30日〜10月10日

書家 紫舟氏の落款

記録2 想いを伝え、それを形にする「挑戦」

2015年10月10日〜11月25日

展示68日前

「平面から立体へ、新たな『書』の形を創造する」

何度も書き続け、ようやくひとつの作品となった、書「挑戦」。
今回、紫舟氏はこの書を、全く別の表現によって生まれ変わらせることにしました。
平面の書を立体の造形物とし、そこに光をあてることで、彫刻の影により生まれる新たな表現。
彫刻の文字は影で再び2次元となり、立体となった文字とゆれうごく平面の影の文字により新たな世界が生まれます。

やわらかな光をうけ、立体の彫刻から映し出された影は、文字の意思を表す、と紫舟氏は考えました。
影は時に、紫舟氏の考えも及ばない意思を持つこともあるそうです。

今回の書「挑戦」は一体どのような意思を持ち、ルーブル Carrousel du Louvre à Paris で人々の前に現れるのでしょうか。

「心に眠る大切な想いを開放する」

2015年10月10日〜12日に、東京都目黒区にある恵比寿ガーデンプレイスにて、「Love Letter Project‘15」が開催されました。
書の文化活動として始まり、今年で10周年を迎えたこのプロジェクト。
これまでもらってきた愛情を他の誰かに伝えるために、「大切な人に想いを込めて言葉を綴り自分の手で手紙を書く」ワークショップは、贈り手と受け手双方が人生の心あたたまるひと時を感じることができるという紫舟氏の考えから生まれました。

ワークショップでは、普段、紫舟氏が作品を制作するときと同じ過程を辿り、文字が情報から表現に変わる瞬間を体験することができます。
参加者は、皆それぞれに自分と向き合い、心が伝わる文字でラブレターを書いていました。
言葉の力、文字の力、筆の力、和紙の力、たくさんの力を合わせて大切な人に想いを届けるために。

ルーブル Carrousel du Louvre à Paris での個展直前でもあり、実際に個展で展示する作品を一足早く披露する展示会も同時開催されました。
展示会に訪れた多くの人々がメディアアートや動く書など、作品の豊かな創造性に、驚きの声をあげていました。
12月のパリで同じような反響が得られることを期待しながら、紫舟氏は、作品制作を続けています。

記録268日前:2015年10月10日〜11月25日

書家 紫舟氏の落款

記録3 失敗や挫折を恐れず挑み続ける「挑戦」

2015年11月25日〜12月15日

展示23日前

「『書』が持つ想いを、鉄の彫刻に吹き込む」

今回の個展では新たな『書』の形、鉄製の立体彫刻で「挑戦」を表現することになりました。

紫舟氏の立体彫刻の制作は、書が完成した後、設計図を書き起こすことから始まります。完成した姿を想像しながら書をパーツに分け、試行錯誤を繰り返しながら作っていきます。

その後、溶接作業を経て、書は紙から解放され、影を纏う新しい姿となって完成するのです。

溶接作業は、熱による熱さや時間との戦いです。はじめは首元、手首を布で覆い、頭と顔は保護シールド付ヘルメットという、完全防御で臨みますが、集中が高まるにつれ、紫舟氏は次第にヘルメットを外し、作品を直に見つめながら作業に没頭していきました。

書「挑戦」が彫刻として世に誕生する瞬間、作品はまるで息吹を吹きこまれたように、天井からの光をあびて、力強く輝いていました。

「アクシデント時も前向きに乗り越える」

ルーブル Carrousel du Louvre à Paris での個展開催まで、残り10日を切り、準備も最終段階になりました。

作品の最終仕上げを行いながら、全作品の展示リハーサルを行い、作品の梱包を同時並行で進めます。

時に、作品が運搬時に破損してしまうアクシデントに見舞われることもあるため慎重に梱包作業を進めます。

何度も試行錯誤し完成した作品が破損してしまった時、思わず涙することもあるそうですが、紫舟氏は、今よりももっとクオリティの高い作品を作る、という原動力に変えて、あらたに作品を作り直します。

3mにもわたる巨大な作品も多くあり梱包箱は57箱にもなりましたが、今回の運搬では作品は1つも破損することなく、無事にパリに到着しました。鉄の彫刻「挑戦」もパリに到着です。

そして、いよいよパリでの設営に入ります。

記録323日前:2015年11月25日~12月15日

書家 紫舟氏の落款

記録4 夢を叶えるための「挑戦」

2015年12月15日〜12月16日

展示2日前

「鉄の彫刻『挑戦』、いよいよ世界の舞台に立つ」

約3ヶ月間の制作期間を経て、鉄製の立体彫刻作品に生まれ変わった、書「挑戦」。
この作品は、紫舟氏にとって、ルーブル Carrousel du Louvre à Paris に向けた自らの想いを象徴した作品になりました。
夢に向けた挑戦。その輝きと反比例するように、裏にある困難やせつなさ、迷いや苦悩。

完成した彫刻は、そのすべてを包み込むように凛とした潔さを持っていました。
今、ルーブル Carrousel du Louvre à Paris の会場にて、静かに開催の時を待っています。

「想いを込めて世界に伝える」

多くの作品とともにパリに到着した数時間後、ルーブル Carrousel du Louvre à Paris での個展設営が始まりました。
なにもない広い空間に壁を立て、床を敷き、土台作りが完了したら、いよいよ作品を展示します。
パリの施工・照明スタッフと打ち合わせを重ねながら、力をあわせて、丁寧に会場を作りあげていきます。
奇しくも2015年3月17日にこの展示への招待の連絡を受けてからちょうど9ヶ月になるこの日、これまでの挑戦のすべての想いを込めながら。
開催直前まで紫舟氏には様々な不安や困難が付きまとっていました。
作品を最高の形で見て欲しい。その想いから紫舟氏はギリギリまでもがき、挑み続けます。
作品は繊細なものが多く、慎重な作業が必要となりました。
深夜1時、13時間に及ぶ設営が終わりました。
ついに明日、世界への挑戦の幕が開きます。

記録42日前:2015年12月15日~12月16日

書家 紫舟氏の落款

記録5 「挑戦」、その先へ

2015年12月17日〜12月20日

展示当日

「作品に込めた想いを分かち合う」

いよいよ、紫舟氏の個展に向けたこれまでの挑戦は、書の立体彫刻「挑戦」と共に、ルーブル Carrousel du Louvre à Paris で、披露の時を迎えます。
文字が想いを持ち、平面から立体に生まれ変わった姿に、パリの人々は興味深く見入っていました。
来場者からのリクエストを受ける度に、紫舟氏は懸命に、作品の背景にある日本文化や精神性を繰り返し説明していました。
その説明を受け、多くの来場者が、作品をさらにじっくりと鑑賞し、感動や賞賛の声を紫舟氏に伝える、その光景が個展中ずっと繰り広げられていました。

「新たな『挑戦』の始まり」

個展の開催を決めてから個展最終日まで、紫舟氏にとって心穏やかな日は一日もありませんでした。
数か月間、これまで経験したことのない試練と困難が連続して起こりました。心が折れそうになったこともありました。
そんな時、紫舟氏を支えたのは、世界に向けて日本を発信したいという強い想いと、過去に様々なことに挑戦し乗り越えてきた自分でした。

今回のルーブル Carrousel du Louvre à Paris への挑戦を経て、紫舟氏は今、思います。
「挑戦のために流した涙は、勇気に変わっていました。
心の痛みは、それと向き合ったときに、自らを強くしてくれました。
その過去に感謝し、そして次に夢を叶えるときには、楽しみながら、夢への挑戦をしていきたい。」

紫舟氏の世界に向けた「挑戦」は、これからも続いていきます。

記録5当日:2015年12月17日~12月20日

書家 紫舟氏の落款

テレビCM「挑戦シリーズ・書家 紫舟 ルーブル
Carrousel du Louvreへの挑戦」篇
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