2008
海外事業の拡大


海外グループ会社のメンバー

当社の海外取引は、戦後、日系企業の海外進出の支援を中心としてきましたが、2000年以降は、バミューダやロンドンでの再保険事業の本格的な展開や、アジアなどの新興市場でのローカルビジネスへ事業領域を拡大するなど、標榜する「グローバル保険グループ」への道を着実に歩んできました。

そして、2008年3月には、英国ロイズ保険市場を代表する保険グループ「キルン社」を買収。同年12月には、米国の損害保険グループ「フィラデルフィア・コンソリデイティッド社」を買収。さらに2012年5月には、米国の生命保険・損害保険グループ「デルファイ・ファイナンシャル・グループ」を買収しました。このような大型M&Aにより、当社はグローバル保険マーケットの中心となる欧米市場での存在感を高めています。

また、2008年11月に現地法人化した東京海上日動火災保険(中国)有限公司の支店網の充実や、インドにおける生損保事業、インドネシアでの生命保険事業、イスラム圏でのタカフル事業等、新興国にも積極的に展開し、地理的にもバランスの取れた事業ポートフォリオの構築をはかり、お客様への安心の提供をより確かなものにすべく取り組みを進めています。