1950
海外取引再開と企業保険の伸展


当時のロイズ市場

当社は創業当初から、積極的に海外展開を推進してきましたが、太平洋戦争の終戦以降、長らく海外取引は失われていました。しかしながら、1950年3月にインドのニュー・インディア社と海上保険引き受けに関する代理業務契約を締結したことを皮切りに、海外取引を次々と再開しました。まず再開したのは再保険取引でした。1950年4月にウィリス社を介してロンドン市場との取引を再開。翌年には交換再保険(複数の保険会社間で相互に引き受けあう再保険のこと)を受けることにも成功しました。

1956年にはアメリカのアプルトン・アンド・コックス社を中心につくられた再保険プールへの参加が実現し、その後、イギリス、オランダ、シンガポール、マラヤ連邦(現マレーシア)、カナダでも次々と営業を開始し、海外元受取引の営業網を拡大しました。このように、当社は、戦前から積み重ねてきた国際的信用の高さを活かして海外取引を数年間で一気に再開し、海外での保険料収入を伸ばしました。

また、1950年代半ばからの高度経済成長期には、企業の設備投資が増大し、それにあわせるように企業保険も著しく伸展し、損害保険市場に大きな影響を与えました。