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災害のきづき

災害対策ゼロの自分に気づかされる

(仙台市青葉区 40代 男性 会社役員)

事務所でデスクワーク中、「地震だなー」と軽く思った次の瞬間にはこれまで体感したことのない信じられない揺れに…。
ビルが古いこともあり、本棚を始め、ありとあらゆるものが倒れるなか、必死で目の前の倒れそうなものを手で押えてました。とっさの出来事に机の下に身を隠すなど冷静な判断もできませんでした。
独り身で、両親は県外なので、まず心配したのは自宅マンションに居る愛犬のこと。マンションまでは徒歩圏なので、急いでマンションに戻り、唖然…。
8階の部屋は玄関にひび割れ、部屋の中は食器棚からテレビ、本棚まで、事務所同様にメチャメチャな状態。幸いにも愛犬は無事で、部屋のものには一切触れず、愛犬を連れてすぐに事務所に戻りました。
その後は事務所で3日間過ごすことに…。
もし一日前に戻れたなら…。
間違いなく、家電、家具などの壁止め、ストッパーなどの転倒落下防止対策を施し、そして、保存食の在庫状況をチェックしていたでしょう。
災害時用ではなく、たまたま直前に買い込んでいたからこそ保存食に余裕があり、それが結果的に功を奏しただけ…。
災害時を想定し、備えるということを何もしていなかったことに初めて気付かされた今回の震災でした。

  • 上記エピソード・イラストは内閣府「災害被害を軽減する国民運動のページ」より転載させていただきました。

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