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津波の被害

津波によって起きる被害

海岸に押し寄せた津波は、川をさかのぼって内陸部に到達することがあります。そのため、海抜が低い土地を中心に、広範囲にわたって水につかってしまうことも予想されます。大きな津波が直撃すれば、あらゆるものが水の中に飲み込まれてしまいますし、海岸近くにある建物は倒壊してしまいます。また、引き波によって、人々も、倒壊した建物も、自動車も船も、すべて海に流されてしまいます。
また、破壊された家屋、プロパンガスボンベ、自動車などのオイルや可燃性ガスが原因で火災が発生し、漂流物が燃えながら津波によって流され、住宅街や林野で新たな火災を引き起こす恐れがあります。

建物の倒壊・流失 浸水 漂流物による被害 津波火災

東日本大震災

2011年3月11日14時46分、宮城県の牡鹿半島の東南東130km付近を震源として発生した巨大地震の影響で、海底が水平方向に約24m、垂直方向に約3m移動。そのため津波が発生し、地震発生から30分から1時間ほど後で、観測史上最大級の大津波が押しよせました。
大きな被害を受けた岩手県陸前高田市では、沿岸部に広がる市街地が浸水。多くの建物が流されてしまいました。
また、津波にともなって大規模な火災も起こりました。宮城県気仙沼市では、海上に流出した大量の油から火災が発生し、流された家屋の残がいや船を巻き込んで燃えました。それらが燃えたまま海岸線にたどり着き、内陸部の市街地へ延焼。広範囲で津波火災による被害が発生しました。

2018年 インドネシア・スラウェシ島地震

2018年9月28日19時2分頃、インドネシア・スラウェシ島中部を震源とするマグニチュード7.5の地震が発生しました。インドネシア気象当局は、地震発生後に津波警報を発表し、地震発生から約30分後に、島の中部の都市パルで最大で高さ3メートルの津波を観測しました。
死者・行方不明者は約4,500人。この地震の特徴としてわずか数分で津波が押し寄せたこと、液状化により内陸部でも地滑りが起きたことが挙げられます。

災害のきづき ~体験者から学ぶこと~

私たちは「自分が災害に遭うことはないだろう」と考えがちです。しかし、近年思いもよらないところで多くの災害が発生しています。災害は決して他人事ではありません。ここに集めた体験談を参考にしてください。

係員の的確な避難誘導に感謝


※内閣府 一日前プロジェクトより転載

海にほど近い、大型商業施設で友人と買い物中に地震が発生。
確かにこれまでに感じたことのない強い揺れではありましたが、ここまで津波が来るとは思ってもいませんでした。…

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