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火山噴火への備え

火山噴火への備えは大丈夫?

活火山は、噴火していない時間の方が圧倒的に長いことも事実です。しかし、ひとたび噴火すると、噴石や火砕流などが短時間で襲来する可能性があります。私たちは、いつ発生するかわからない火山の噴火に対して、しっかりと備えておくことが大切です。

噴火予知


*GNSS観測点:全球測位衛星システムによって観測しているポイント
(GNSS:Global Navigation Satellite System)

マグマが地下の浅い場所に上昇するとき、岩盤を割りながら上昇するため地震が発生します。また、上昇してきた際に山を膨らませるため、位置や傾斜に変化が起きます。地表では、噴気が増えたり温泉に異常が見られたりすることがあります。これらを計測・観測することで、火山活動の変化をあらかじめ知ることができます。

これらの観測精度が高まると、マグマは上昇したものの噴火には至らない現象の検知が、増える可能性があります。2015年8月、鹿児島県 の桜島では、約1000回の兆候を観測しました。火山に関する情報が出ているあいだは、防災意識を持ち続けることが重要です。

噴火警戒レベル

噴火警戒レベルとは、登山者、防災機関、住民が取るべき行動を5段階のキーワード(避難、避難準備、入山規制、火口周辺規制、活火山であることに留意)で設定したものです。31の活火山について、気象庁が発表しています。こうした情報に敏感になることが大切です。

レベル1 平常(対象範囲火口内など、規模火山活動の状態による、火山の状況火口内で火山灰の噴出がある、住民の行動通常の生活、登山者らへの対応特になし)、レベル2 火口周辺規制(対象範囲火口周辺、規模影響が出る噴火、火山の状況起きたか、起きそうな状態、住民の行動通常の生活、登山者らへの対応火口周辺への立ち入り規制)、レベル3 入山規制(対象範囲火山から居住地域近くまで、規模影響が出る噴火、火山の状況起きたか、起きそうな状態、住民の行動必要に応じて災害時の要援護者の避難準備など、登山者らへの対応入山規制など)、レベル4 避難準備(対象範囲居住地域まで、規模重大な被害が出る噴火、火山の状況起きる可能性が高まっている、住民の行動避難の準備、災害時の要援護者の避難など、登山者らへの対応)、レベル5 避難(対象範囲居住地域まで、規模重大な被害が出る噴火、火山の状況起きたか、起きそうな状態、住民の行動危険な居住地域から避難、登山者らへの対応)

  • 出典:気象庁ホームページより

ハザードマップ

過去の火山活動や噴火から、噴石や火砕流などの災害がどの範囲まで及ぶか、ある程度予測することができます。それを地図で示したものがハザードマップです。あらかじめハザードマップで、危険な区域を確認しておきましょう。

登山時の備え

どのあたりに避難小屋や山小屋があるのか、事前に確認してから登るルートを決めましょう。また、過去に発生した噴火や災害、最新の火山活動の状況などについて、Webサイトや関連書籍で調べておきましょう。登山時には、ヘルメットやタオル、ライトなどを装備してから登りましょう。

火山ガス濃度を確認することも大切です。濃度が高い場合は山への立ち入りが制限されます。特に喘息の症状が懸念される方は注意が必要ですが、健常者でも長時間の滞在は避けることが、噴火リスクを低減する意味でも大切です。

「緊急時の避難ルート」としては、風下ではない尾根のコースをたどることが有効です。その場合、登山ルートと異なる可能性もありますので、事前に複数のルートも確認しておくことが重要になります。

また、近年の登山人気により登山を楽しむ人が増えている一方で、登山計画書(登山届)を提出せずに山に登る人の増加が問題になっています。登山計画書(登山届)が提出されていないと、万が一の緊急捜索活動が円滑に進みません。山に登るのであれば、必ず登山計画書(登山届)を提出しましょう。

提出方法は、次の3つがあります。

  • 1登山口の近くにある「登山ポスト」に提出
    その場で書かず、入山前にあらかじめ書いておきましょう。
  • 2事前にFAXや郵送で提出
    登山山域の都道府県警察本部地域課、または山域を所管する警察署・交番・駐在所に提出しましょう。
  • 3メール(インターネット)で提出
    警察署によっては、メールやインターネット上から提出できる場合があります。
  • 出典:内閣府ホームページより

火山灰への備え

ひとたび火山が噴火すると、その噴火は長期間続くことがあります。特に火山灰は広範囲に飛散し、農作物の被害、家屋倒壊など、社会生活に深刻な影響を与えます。さらに、人体にもさまざまな害をもたらします。いざというときに、火山灰から自分の身を守るためにも、マスクやゴーグルなどの防災グッズを備えておきましょう。

マスク

火山灰を吸い込むと、せきや息苦しさ、のどが痛くなるなどの症状が出てくるほか、呼吸器疾患を悪化させる恐れがあります。

火山灰を吸い込まないよう、防塵能力が高いマスクを用意しましょう。

ゴーグル

火山灰は、塵のように細かい上、角が尖っているため、目に入ると角膜を傷つける恐れがあります。

火山灰が目に入らないように、防塵ゴーグルを備えておくと安心です。

レインコート

皮膚に火山灰が付くと単純に不快というだけではなく、尖った角で皮膚を傷つけることもあります。

外出時に着用できるよう、レインコートを準備しておけば、火山灰から皮膚や洋服を守ることができます。

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