イベントの開催有無や詳細は、必ず事前に各団体にご確認ください。
終了/奈良県
特定非営利活動法人 宙塾
菜の花と橘で結ぶ記紀万葉の道巡り

イベント名:
菜の花と橘で結ぶ記紀万葉の道巡り
メッセージ:
菜の花を育てて自然の循環を学び、搾った油を霊山寺に奉納し、世界の平和を祈りましょう!
県立矢田自然公園の子供の森を経由して追分梅園までウォーキングを行います。追分梅園では、菜種の脱穀、梅狩りなどのイベントを行います。
開催日時:
2018年6月10日(日)9:30~15:00

活動内容

霊山寺で集合した後、本堂にて菜種油の奉納を行いました。ご住職から霊山寺の歴史や法話を聞かせていただきました。午後から雨の予報だったので予定を変更し、午前中に追分梅園に移動し、梅狩りを行いました。子どもはもちろん、大人も子どものころに戻ったかのように、嬉々として梅狩りに没頭されていたのが印象的でした。その後、県立矢田自然公園の子どもの森まで移動しました。子どもの森で、まず当公園での森林保護活動の話を聞き、次に地元の英雄ナガスネビコとニギハヤヒの紙芝居風のお話を聞きました。昼食後、菜の花の脱穀・油搾り体験をし、自然の循環や再生可能エネルギーについて学びました。その後、子どもたちは木工クラフトを楽しみ、大人はさらに詳しい歴史の話を聞き、大満足の様子でした。

参加人数

参加人数(スタッフを除く):
48人
うち子どもの人数:
19人

参加者の声

イベントを振り返って 主催団体より一言

【子どもたちの様子】
「菜種油をとるのは大変だということが、体験からわかりました」という感想をいただきました。土から作った作物はすべて土に戻し、ゴミにするところは何もなく、またそれが土壌の中の細菌や微生物の力でよい作物をつくる土に変えられる自然の循環システムについて学んでもらうことができました。子どもの森の管理を通じて森林学習を進める森づくり奈良クラブの提供された木工クラフトでは、子どもたちは手作りのおもちゃを完成させ、いきいきと遊んでいました。

【様々な関係者との連携・協働により得られた成果】
歴史などに詳しく、地域に愛着がありもっと地元をよく知ってもらいたいと感じている方がたくさんいらっしゃることがわかり、多くの方と情報を共有でき、地域教育協議会の役員さんにも大変喜んでいただきました。

 【その他の感想】
今回は、大名行列が宿泊した追分本陣村井家住宅(奈良市指定文化財)があり、かつて4000本以上の梅が咲き誇り、多くの人が訪れた追分梅林(2010年突然の土壌の悪化で、大半の梅が枯死したが、農地改良・造成工事などを重ね、2016年には70本の梅を咲かせ、観梅会を再開するに至っている)を、子どもたちと一緒に家族で地元の自然に触れ、楽しむことのできる施設として復活していこうという地域の方々の熱い思いにも触れることができました。今回のイベントを通じて、追分梅林はもうなくなったと思っていた人々に、復活しようと頑張っている地元の方々がいることを知らせることができました。参加した子育てグループの役員さんが、近くにこんないい場所が復活したので、ぜひ子どもたちを連れてイベントなどに参加したり、梅園を使わせていただきたいとの声もあり、地元の自然と地域住民の方を結びつけることができ、大変有意義だったと思います。歴史の紙芝居や菜の花プロジェクトの体験も、子どもたちには大変新鮮であり、楽しかったという声が多かったので、とてもうれしく思いました。


イベント概要

イベント内容

霊山寺で菜種油を奉納し、その後、県立矢田自然公園の子供の森までウォーキングをしていきます。そこで、自然についてのお話を聞いたら、追分梅園に行き、昼食をいただきます。午後は、菜種の脱穀を体験した後、梅林に移動し、梅の収穫体験をします。解散後、希望される方は、日本最大の古墳(丸山古墳)を見学します。

開催場所

霊山寺:奈良市中町3879 近鉄奈良線「富雄駅」から奈良交通バスに乗り換えて10分 「霊山寺」にて下車
県立矢田自然公園子供の森:大和郡山市矢田町2070
追分梅園:奈良県奈良市大和田町1912

実施団体

主催:
特定非営利活動法人 宙塾
共催:
認定特定非営利活動法人 日本NPOセンター 奈良追分協議会 特定非営利活動法人 森づくり奈良クラブ
協力:
地球環境パートナーシッププラザ(GEOC) G&L共生研究所
協賛:
東京海上日動火災保険株式会社
後援:
環境省 奈良県