Fijiフィジーは300余の火山島と珊瑚礁からなる共和国です。植林を行っているビティレブ島では、波や潮流による海岸侵食、サイクロンやハリケーンなどの被害を受けやすい場所です。

マングローブ植林活動レポート

フィジーでは、2004年度よりNGOオイスカにより、マングローブ植林活動を進めています。フィジー植林地では、波の力が強く、土壌の浸食や高波による被害が多いため、その被害を軽減することを目的としています。マングローブ植林地の中では、土砂の堆積により地盤が強くなっており、少しずつ災害への抵抗力が高まることが期待されます。

マングローブ植林活動状況

2014年度は、ビティレブ島の北東部にあるラ県のサイオコとベレベレの2地域において、ヤエヤマヒルギという樹種を補植しました。この補植作業は、子どもたちへの環境教育を目的として行われ、参加した地域の小学生たちは、教室で知識をつけるだけではなく、実際にマングローブを植える体験を通して、マングローブの重要性を学びました。
また、2地域の植林地でマングローブは、厳しい自然環境に負けず着実に成長しています。このことは、地域住民に希望を与えているほか、政府関係者からも注目を集めています。


地域の子どもたちが補植したマングローブ


2012年植林地。2年後の様子。成長の跡が見られます

植林地の様子

サイオコの周辺地域は海抜が非常に低く、陸上への海水浸入が問題となっています。そうした中、マングローブ周辺に土壌が少しずつ積もり始めていて、土壌浸食の食い止め策としてマングローブが期待されています。
また、45人の地域住民が、環境に対する意識の啓発を目指したワークショップに参加しました。マングローブがどのような恩恵を地域にもたらすか、その具体的な事例を紹介。植林するだけではなく守っていくことで、マングローブが生活の役に立つことを伝えました。


サイオコでのワークショップの様子


ベレベレでのワークショップの様子

今後の活動予定

今後は、マングローブ植林の継続とともに、村のみなさんとのコミュニケーションを深め、より多くの人々にマングローブを植え、守っていくことの重要性を伝えていきたいと思います。