Indiaインドは、世界にあるマングローブ林の約2.8%の面積を保有していましたが、沿岸開発や一部劣化によって失われています。このプロジェクトでは、天然のマングローブ林が存在しなかったインド西部・グジャラート州の河口で植林活動を行っています。

マングローブ植林活動レポート

植林したマングローブの様子

ヴァドガム村 ヒルギダマシ

ヴァドガム村 ヒルギダマシ

ヴァドガム村 ヒルギダマシ

ヴァドガム村 ヒルギダマシ

ヴァドガム村 ヒルギダマシ

インドでは、2009年からNGO「国際マングローブ生態系協会(ISME)」が、現地NGO「Daheda Sangh」とともに、インドマングローブ協会の協力を得ながら、ヴァドガム村の住民のみなさんとともに植林事業を進めています。多くの住民が農業で生計を立てているこの地域で、マングローブ植林を実施する目的は、「農地に浸入する海水を軽減すること」、「波を弱めて海岸が削られるのを防ぐこと」、「乾季に家畜への飼料を供給すること」などです。

マングローブ植林活動状況

2022年度は、ヴァドガム村でヒルギダマシの種をまきました。植林面積は50ヘクタールですが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で現地への視察は、見合わせている状況です。


村人がヒルギダマシの種をまく様子 ⒸISME


植林のため皮をむいたヒルギダマシの種子 ⒸISME

植林地の様子

2022年9月にヒルギダマシの種をまいた植林地に、大雨の影響が出ていたことから、現地NGO「Daheda Sangh」とヴァドガム村の住民のみなさんが協力し、11月に採種を実施し、苗木を育成するための苗畑を造成しました。


採取したヒルギダマシの種 ⒸISME


村人によるヒルギダマシ苗畑造りの様子 ⒸISME

今後の活動予定

次年度も、植林面積の実測や適期での採種など、植林活動を継続する予定です。