Indonesia1万7,500を超える島々から成るインドネシアは、近年、自然災害や環境破壊の影響が深刻です。島が水没するなどの被害も起きており、早急な支援が必要とされています。

マングローブ植林活動レポート

インドネシアでは1999年よりNGOオイスカが地元の自治体や住民のみなさんと連携しながらマングローブ植林活動を進めてきました。劣化するマングローブ林を再生することを主な目的としています。
2009年~2013年までの5年間で総勢 約40,000人の村人たちが植林活動に参加しました。

マングローブ植林活動状況

2013年度の活動は8つの地域で行われました。 ジャワ島北岸のダマックでは、堤防近くのエビ養殖場の周りにオオバヒルギの植林を行いました。海の近くの養殖場にマングローブを植えると、水質が改善され、エビが健康でよく育つようになります。現在、苗の生存率は100%で、発育も良く、平均6~8枚の葉をつけています。
マドゥラ島にあるパメカサンでは、住民の植林グループが11月にヤエヤマヒルギの胎生種子を植えました。波や渦巻きによって種子の一部は流されたものの、2014年の3月末までに4~6枚の葉が出てくるまでに成長しました。これまで5年間に植林したマングローブのおよそ60~70%が順調に育っています。
また、2014年3月には、インドネシアの8つの植林地で、各植林グループが5年間の活動を報告するセミナーが開かれ、政府・非政府関係者が出席しました。活動の成果を政府代表者の前で発表できたことは、植林グループにとって非常に良い機会となりました。


2011年に養殖場に植えたオオバヒルギ


2013年12月の植林活動の様子


11月に植林したヤエヤマヒルギの4か月後。6枚の葉をつけ元気に育っている

植林地の様子

ジャワ島北岸のジェパラでは、学校の生徒たちがマングローブ植林を通じて自然環境について学ぶことができるよう、「子どもマングローブ・プログラム」を実施しました。合計3回開催したこの活動には、Nurul Huda Islamic小学校とJepara Vocational高校の生徒たち204人が参加しました。
ジャワ島北岸のペマランでは、マングローブ林に魚、エビ、カニ、貝類が豊富で、鳥の繁殖地にもなっているため、他の集落の住民がそれらの生物を捕まえに来るようになりました。生物たちを不法搾取から守るため、狩りなどには罰則が科せられることとなり、植林地への不法な立入りを制限するため、地元の漁師たちのグループが監視役も務めています。


小学生たちによる植林の様子


マングローブ林近くの池でサバヒーという魚を捕る住民たち

今後の活動予定

2014年度は、インドラマユ、ペマラン、ダマック、ジェパラ、パティの5地域で合計104ヘクタールの植林を行う予定です。