Malaysiaマレー半島南部とボルネオ島北部を国土とする、マレーシアは、豊富な天然資源を持つ国です。
近年は木材の輸出や大規模農業による環境問題が深刻です。

マングローブ植林活動レポート

マレーシアでは、2011年からNGO「国際マングローブ生態系協会(ISME)」が、サバ州森林局の協力を得ながら、植林事業を進めています。1990年代にタンニン採取や薪炭材の利用を目的に、近年では油ヤシの植栽のために不法伐採され、劣化したマングローブ林を再生することを目的としています。

マングローブ植林活動状況

マレーシア・サバ州では、ボルネオ島東海岸のサンダカン市周辺と、西海岸のコタキナバル市のクリアス川流域の2か所で、サバ州森林局の職員、または現地の住民のみなさんの植林チームが植林を実施しています。
2013年にはオオバヒルギ、フタバナヒルギなどの樹種は種子を直挿しし、コテバイシや、コヒルギ、ヒルギダマシの仲間はポットで育苗した実生苗を使って植林を行いました。


マングローブ林の湿地に不法に作られた油ヤシの植栽地


油ヤシを植えるために不法に伐採されたマングローブ林

植林地の様子

サバ州森林局の一部である熱帯雨林ディスカバリーセンターでは、環境教育にも積極的に取り組んでいます。これまでに主に小学生を対象に行ってきたマングローブ林を使用した環境教育のプログラムに、新たにマングローブ植林活動を追加しました。サバ森林局では、不法な樹皮の剥皮や伐採などをしないよう、マングローブ林など自然の保全は、環境教育と一緒に推進されなければならないと考えています。
また、2012年9月に東京海上グループの社員、代理店とその家族30人が植林ボランティアツアーで植林したマングローブは、90%以上が元気生育っています。


2012年9月のボランティアツアー参加者が植林している様子


2013年12月撮影、2012年9月のボランティアツアー参加者の植林場所

今後の活動予定

2014年度も、引き続き、サンダカン市周辺と、西海岸のコタキナバル市にて、合計40ヘクタールの植林を行う予定としています。