Malaysiaマレーシアのボルネオ島サバ州では、国全体の50%弱に相当する面積のマングローブ天然林が分布しており、このうち約93%は保護林に指定されています。

マングローブ植林活動レポート

マレーシアでは、2011年からNGO「国際マングローブ生態系協会(ISME)」が、サバ州森林局の協力を得ながら、植林事業を進めています。1990年代にタンニン採取や薪炭材の利用、油ヤシの植栽のために天然のマングローブ林が不法伐採されたため、荒廃したマングローブ林を再生することを目的に植林活動を実施しています。絶滅が危惧されるテングザルなどの野生生物を保護したり、生物多様性を保全したりする観点からも重要な活動です。

マングローブ植林活動状況

2014年度は、サバ州の南東部に位置するタワウ省のクナックと、インドネシアとの国境に近いタワウ市郊外のカラバカンで、サバ森林局の職員と地域住民の植林グループが植林を実施しています。
クナックでは、オオバヒルギ、フタバナヒルギ、モモタマナ、ニッパヤシの4つの樹種のマングローブを、カラバカンでは、オオバヒルギ、フタバナヒルギ、モモタマナの3つの樹種を植えました。


植栽前に水を確保するため、土手に水路を掘りました


マングローブ植え付け作業の様子


2012年9月に東京海上日動ボランティアツアーが植えた植林地の2015年2月の様子

植林地の様子

2014年8月には、日本の大学生や高校の先生等を植林ボランティアとして受け入れました。また、11月には、東京農業大学で開催された「日本マングローブ学会」の年次大会にて、サバ森林局の植林事業の責任者であるジョセフ・タンガ博士が当社のサバ州における植林活動を紹介されたほか、マレーシア西部にあるペラック州のイポーで開催されたマングローブに関する国際会議では、NGO「国際マングローブ生態系協会(ISME)」の馬場理事長が講演を行いました。
また、2011年から開始したこれまでのサバ州でのマングローブ林再生事業の内容を、誰でも気軽に読める本”Coffee-Table Book”として出版しました。


マングローブに関する国際会議の様子


出版された”Coffee-Table Book”の表紙


日本からの学生ボランティアによる植林の様子

今後の活動予定

2015年度は、40ヘクタールの植林を行い、2014年同様に日本の大学生等のボランティアも受け入れる予定です。