Myanmarサイクロンによる被害や、土壌・水質汚染が広がっています。
経済・環境などの様々な方面で各国による支援が行われています。

マングローブ植林活動レポート

ミャンマーでは、1999年よりNGO「マングローブ植林行動計画(アクトマン)」が、FREDA(ミャンマー森林資源環境開発協会)の協力を得て、FUG(Forest Users Group)という住民による森林利用グループが中心となり、活動を進めています。15年間で植林に携わった村人たちの間でマングローブ植林の意味、意義が深く浸透し、防災効果、水産資源、林産物利用、環境教育など、そのメリットが広く共有されています。

マングローブ植林活動状況

2013年度は、ミャンマー中南部イラワジデルタ・ピンダイェ森林区にあるオッポクウィンチャンなど5つの村でオヒルギの仲間など6種類の樹種の植林を実施しました。植林地は、収穫量が落ちて放棄された水田跡地や、人の背丈を超える籔が切り開かれた湿地で、乾季には乾燥するため、種子ではなく苗木による植林を行っています。植林には76世帯のFUG(住民による森林利用グループ)が参加しました。

また、2013年7月には、マングローブ植林活動を始めとする長年にわたる環境保全活動が評価され、FREDAに対してミャンマー大統領から「特別栄誉賞」が授与されました。


オッポクチャン村の2013年度植林地。4種類の苗を2ヘクタールに渡り植林


植林に参加した住民のみなさん。看板には「不法伐採禁止」の文字


次年度植える苗を育てています

植林地の様子

マングローブが成長した土地では、乾季でも土壌が湿った状態となり、微生物、ゴカイ、カニ、魚類、鳥類、哺乳類などの生物が豊かになります。ミャンマーでは、とくに食糧となるキバウミニナ(巻貝の一種)が増加しており、住民のみなさんにとってありがたい恵みとなっています。

また、ポバゴン村では、農業に利用できなくなった土地120ヘクタールを住民が寺院へ寄進したところ、寺院の住職はその土地すべてをマングローブ植林地にするため、NGO「マングローブ植林行動計画(アクトマン)」と、FREDAに協力を依頼しました。マングローブ植林に対する住民の意識の高まりの表れと言えます。


マングローブの周りには食用巻貝のキバウミニナが増えてきました


土地を寄進したポパゴン村の住民のみなさんとオッタマ住職

今後の活動予定

2014年度は、150ヘクタールの新規植林のほか、苗木の生産、植林地の選択と測量、植林地の整備など、2015年度の準備を行う予定です。