Vietnamベトナムでのマングローブ植林プロジェクトは17年経過し、大きなマングローブ林が広がっています。今後は防災効果が期待される沿岸部などに植林を行うため、適正な樹種を見極めるための試験植林や、劣化した植林地の再生などの保全活動にも力を入れることにしています。

マングローブ植林活動レポート

植林したマングローブの様子

ドンズイ村 ヤエヤマヒルギ

ドンズイ村 ヤエヤマヒルギ

ドンズイ村 ヤエヤマヒルギ

ドンズイ村 ヤエヤマヒルギ

ドンズイ村 ヤエヤマヒルギ

ベトナムでは、1999年からNGO「マングローブ植林行動計画(アクトマン)」が、MERD(ベトナム国家大学マングローブ生態系研究センター)および、現地の住民のみなさんとともに、マングローブ植林事業を実施しています。伐採を前提とした木材生産ではなく、防災林や環境林など沿岸部の保護林の造成を主な目標としています。これにより生態系が回復し、地域住民は恩恵を受けることができます。

マングローブ植林活動状況

2016年度は、ベトナム北部にあるクアンニン省ハイハー郡の2つの村で、植林を行いました。
クアンミン村では堤防前の地盤が低い海側の干潟20ヘクタールにメヒルギを、クアンフォン村では、堤防前の地盤が高めの干潟10ヘクタールにヤエヤマヒルギを植えました。
どちらも90%以上発芽し、とくにヤエヤマヒルギは寒波の影響もなく80%が育成しています。他方、メヒルギは、水牛による食害や冬場にフジツボがついてしまい、生存率が大きく下がってしまいました。
また、クアンイエン郡ハアン村では、以前に植えたメヒルギがフジツボが大量に付き、枯れてしまったため、保全活動として試験植林を行っています。、ベニマヤプシキの苗を竹の支柱で固定し、遠浅の干潟5ヘクタールにわたって植えました。例年より葉数が多く、70%ほどが順調に生長しています。
植林の環境が厳しいエリアが多いため、今後のためにほかの保全活動として、低めの地盤や耐塩性に強いヒルギダマシの試験育苗を進めています。


クアンフォン村で植えたヤエヤマヒルギ、8か月後の様子


クアンミン村で植えたメヒルギ フジツボが付着してしまった


ハアン村の竹の支柱で支えたベニマヤプシキ 順調に育成

植林地の様子

また、クアンイエン郡ハアン村では、以前に植えたメヒルギがフジツボが大量に付き、枯れてしまったため、保全活動として試験植林を行っています。、ベニマヤプシキの苗を竹の支柱で固定し、遠浅の干潟5ヘクタールにわたって植えました。例年より葉数が多く、70%ほどが順調に生長しています。
植林の環境が厳しいエリアが多いため、クアンミン村とティエンラン郡では、今後のために低めの地盤や耐塩性に強いヒルギダマシの試験育苗を進めています。苗の成長のスピードが思ったより遅いようですが、試行錯誤しながら、厳しい土地でも育成出来るマングローブの種類を開発することは、今後の持続的な植林の準備として大変重要です。


クアンミン村で育てている苗 冬を越して葉が小さくなってしまった


ティエンラン郡で育てている苗 少し弱々しい


牛に食べられてしまったマングローブの葉

今後の活動予定

2017年度は、クアンニン省ハイハー郡クアンフォン村で15ヘクタールのヤエヤマヒルギを植林する予定です。