Vietnamベトナムはここ20年で急激に工業が発展しており、CO2排出量が増加しています。
また、エビの養殖池などの開発も進んでいます。

マングローブ植林活動レポート

ベトナムでは、1999年からNGO「マングローブ植林行動計画(アクトマン)」が、MERD(ベトナム国家大学マングローブ生態系研究センター)および、現地の住民のみなさんとともに、マングローブ植林事業を実施しています。「沿岸部の堤防の保護」や「放棄されたエビの養殖池を森に戻すこと」を主な目標としています。
住民のみなさんは、植林されたマングローブが天然の防波堤となることで、台風などのときに海の荒波が穏やかになったことを実感しています。

マングローブ植林活動状況

2013年度は、前年度までに第Ⅲ期(2009年~2013年)の植林面積の目標を達成していたため、新規の植林は行わず、ベトナム北部クアンニン省クワンイエン市で試験植林を行いました。
この地域では河口域の干潟で、過去にメヒルギという樹種を植栽していましたが、地盤が低くフジツボの付着によりその多くが枯れてしまいました。そこで2013年7月に、低地盤に強いと言われるベニマヤプシキを試験的に植林したところ、約半数の苗が無事に育ったため、今後も植林を継続することにしました。


試験植林の様子。満潮時に流されないよう竹の支柱に苗を結んでいます


満潮時の試験植林


次年度植林計画地の調査風景です

植林地の様子

ベトナムのマングローブ干潟では、小さなカニや、小エビ、ハゼ、ホシムシが集まり、住民のみなさんの食糧および、大切な収入源となっています。とくに植林後3年のベニマヤプシキの根の周りには、小エビや小魚が集まってきており、これは植林によって新たにもたらされたうれしい効果です。
また、2013年9月には、東京海上グループの社員、代理店とその家族が植林ボランティアツアーでクアンニン省ドンズイ村を訪れ、ヤエヤマヒルギを植林しました。子供たちにマングローブの大切さを伝えるため、ドンズイ村の小学生に「みどりの授業」を実施しました。これらの植林を含むボランティアツアーの活動に対して、クアンニン省の赤十字から参加者に感謝状が授与されました。


カニの釣り人。小さなカニが網いっぱいに入っています


小さなエビを捕まえる人たち。仲買人に買い取ってもらうことが出来ます


植林ツアーメンバーがドンズイ小学校で「みどりの授業」を行う様子

今後の活動予定

2014年度は、ティエンイェン郡ドンズイ村、ハウロック郡にて新規植林を行うほか、2015年度の植林活動の準備や植林地の保全活動についても並行して行われる予定です。