感情のコントロール~自分の感情をコントロールし、冷静な運転をするために~

2012年9月号

とても腹立たしいことがあって、必要以上に怒ってしまい自己嫌悪に陥ることはありませんか?怒ることがなければよいのですが、人の感情は複雑にからみあっているため、うまくコントロールできないことがあります。
もし、怒りの感情が高ぶっている状態で車を運転したら、運転が荒くなり大きな事故を引き起こしかねません。今月は、自分の感情をどうすればコントロールできるのかをみてみましょう。

感情は運転にどのような影響を与えているのでしょうか

人には喜怒哀楽など色々な感情があるからこそ生活が豊かになりますが、運転するときには感情にとらわれずに冷静にならなくてはなりません。しかし、なかなか感情をコントロールしきれないことがあります。
たとえば、渋滞で「イライラ」しているところに、別の車が前の車との間に割り込んできて「ムッ」としたとします。クラクションを鳴らしたり、割り込んだ車をあおったりする人もいれば、グッと我慢する人もいるでしょう。
「イライラ」という負の感情に「ムッ」という怒りの感情が加わると、頭の中が負の感情でいっぱいになってしまいます。その不快な状態を解消するために、割り込んだ車をあおるなどの危険な行動を起こす人がいます。一方、トラブルを避けるため「怒り」を抑え込み、それが「ストレス」となって負の感情を抱えたまま運転する人もいます。どちらにせよ、頭の中が負の感情でいっぱいになり自分自身をコントロールできなくなると、周囲に注意を払うことが難しくなり、思わぬ事故を引き起こす可能性があります。
では、どのような人が負の感情を抱きやすいのでしょうか。

Coffee Break

次の質問に当てはまる場合は□にチェックを付けてください。

  • カッとなりやすい
  • 気持ちをうまく切り替えられない
  • ちょっとしたことで落ち込む
  • 先急ぎの傾向がある
  • いい気になりやすい

絵:割り込みされて怒っている車

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どのような人が負の感情を抱きやすいのでしょうか

感情は正・負にかかわらず、行動を良くも悪くも活性化させる働きをします。また、その人の持つ性格的な傾向とも結びついています。
『Coffee Break』でのチェックを参考に、まずは自分自身を振り返り、性格や運転時の悪いクセを自覚しましょう。

『カッとなりやすい』人

同じ状況に置かれたときに、他の人より感情が高ぶりやすく運転が荒くなります。

『気持ちをうまく切り替えられない』人

ストレスを抱え込みやすく、運転に集中しにくくなります。

『ちょっとしたことで落ち込む』人

ちょっとしたエラーやミスをいつまでも気にして、運転に集中しにくくなります。

『先急ぎの傾向がある』人

早とちりや思い込み運転をしやすくなります。

『いい気になりやすい』人

無理な追い越しやスピードの出し過ぎなど自分勝手な運転をしやすくなります。

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どうすれば感情をコントロールできるのでしょうか

感情的になると、無駄な行動や危険な行動が多くなります。渋滞中に割り込みをされた前述の例でみれば、危険な状態でない限りクラクションを鳴らすことは無駄な行為ですし、前方の車をあおることも走行する上で危険な行動です。しかし、頭に血が上っていると、思いとどまることが容易にできません。
そういうときには、まずゆっくり深呼吸をし、そのときの状況を振り返る余裕を持つことで「相手にも何か事情があるのかもしれない」とか「事故に巻き込まれなくてよかった」と、見方を変えて考えることができ、「イライラ」したり、「ムッ」と腹を立てたりすることも少なくなります。
本来、運転の目的は「目的地に無事に着くこと」なので、無駄な行動は避け、着実かつ安全に運転することが必要です。
「感情的になっているな」と思ったら、状況を客観的に捉えて、自分自身を振り返ることを習慣づけましょう。そうすることで感情をコントロールできるようになり、冷静な運転につながります。

絵:割り込みをされても冷静に対応する車

安全に走行するためには、一時的な感情にとらわれないよう、物事や状況を客観的に捉えましょう。
自分の感情をコントロールして、冷静に運転を行いましょう。