住宅街での安全走行

2013年1月号

今月のクイズ

信号や優先道路の標識がなく、両方の道幅が同じ交差点で、他車と交差する際に優先して通行できるのは、次のどれになるでしょうか。

  • (1)左からきた車が優先
  • (2)右からきた車が優先
  • (3)優先される車はなく、互いにゆずり合う

住宅街の道路を走行していると、子どもの飛び出しや自転車の危ない運転にヒヤッとすることがあります。車の通行が主体となる幹線道路と違い、住宅街の道路は住人の生活道路でもあるため、子どもからお年寄りまで様々な人が道路を使います。
今月は、人と車が混在する住宅街の道路で、どのような事故が起きているのか、どのようなことに注意すれば事故は防げるのかをみてみましょう。

住宅街は死傷事故件数が多く、幹線道路の2倍です

2010年中の交通事故発生状況*1をみると、死傷事故件数のうち、幹線道路は358,578件、生活道路は354,362件で約半々となっており、生活道路で発生する事故は決して少なくありません。
また、歩行者や自転車関連の死傷事故件数(右図)をみると、生活道路における死傷事故件数は幹線道路の約2倍も高いことがわかります。車と歩行者や自転車が一緒に利用する住宅街の道路では、周囲に十分注意を配らないと容易に接触する危険性があり、車のスピードが出ていなくても死傷者を出す事故につながる可能性が高くなります。

幹線道路・生活道路別の歩行者・自転車関連の死傷事故件数(2010年中)グラフ

  • 幹線道路:一般国道、主要地方道、一般都道府県道
  • 生活道路:市町村道、その他 (農道、私道など道路法上の道路以外の道路など)

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出会い頭の事故が多いため、一時停止と周囲確認が重要です

住宅街では、どのような種類の事故が多く起きているのでしょうか?2011年中に生活道路で起きた事故の種類のうち最も多いのが、「出会い頭」で全体の約4割*2を占めています。そのため、停止線のあるところや、見通しの悪いところでの一時停止を徹底することが住宅街での事故防止のために重要です。

また、住宅街の道路は、ドライバーの自宅があるなど通り慣れている道だったり、混んでいる幹線道路の抜け道として利用されたりするケースがあります。このような道路では、「あと少しで家に着く」という気の緩みが起きたり、幹線道路でのスピードのまま走行する車があったりするなど、事故を引き起こす要因が多数あります。
住宅街は信号が無く見通しの悪い交差点や、道幅が狭く歩行者と車を区分けするガードレールが無い箇所も多いので、安全を確認しながら十分に速度を落として走行するようにしましょう。

出会い頭の事故が多い住宅街の道路イメージ

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住宅街での走行で危険と思われるポイントをみてみましょう

住宅街の道路では、どのようなことに注意すれば安全に走行できるのでしょうか。下の場面を参考に危険と思われるポイントをみてみましょう。

状況:手前にあるAの自動車が、幹線道路へ出ようと住宅街を通行しています。

住宅街での様々な危険なポイント図

住宅街を走行するとき、停止線や見通しの悪いところでは必ず一時停止を行い、安全を確認しながら十分に速度を落として運転しましょう。

今月のクイズの答え