注意をうまく働かせるために

2013年2月号

今月のクイズ

2011年中の交通事故件数を法令違反別にみると、安全を確認しなかったために起きた事故(安全不確認)は全体の何%を占めるでしょうか?

  • (1)51.4%
  • (2)31.4%
  • (3)11.4%

「いつも使う道は工事中だから、今日は別の道にしよう」と思っていたのに、気が付いたらいつもの道へ車が向いていたとか、考えごとをしながら運転していて「あっ、しまった、行き過ぎた」と曲がる角を通り越してしまうなど、自分で気がつかないうちに注意がそれて運転ミスをしてしまうことがありませんか。
今月は、なぜこのようなミスをしてしまうのか、このようなミスがどのような事故に発展してしまうのか、どうしたら防ぐことができるのかをみてみましょう。

人は常に集中していることはできません

2011年度のJAFロードサービスの救援依頼*の内容をみると、鍵を車に残したままロックしてしまう「キー閉じ込み」が全体の約12%を占めており、毎年上位にランキングされています。「キー閉じ込み」は、車から出るときに注意して行動すれば防げるものですが、この数字はいかに人が不注意に陥りやすいかを物語っています。
このように人は、常に集中していることはできません。
たとえば、「考えごとをしていたために信号の確認をせずに交差点に進入してしまった」、「細かい操作を繰り返しているうちにアクセルとブレーキを踏み間違えてしまった」など、人はちょっとしたことから注意を払うことができなくなり、思わぬ事故に発展するおそれがあります。

絵:音楽を聴きながら運転しているところ

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どうして常に注意を払うことができないのでしょうか

どうして「信号をよく確認しない」、「アクセルとブレーキを踏み間違えてしまう」のように、常に注意を払うことができないのでしょうか。
ドライバーは普段あまり意識をしていませんが、左右の安全確認やペダルなどの運転操作の手順一つひとつに、注意を振り分けて運転しています。
そのようなときに、他のことを考えているとそちらに気をとられ、運転に対する集中力が低下し、注意を保てなくなり、ついうっかり「信号をよく確認しない」で交差点に進入してしまうなどの安全確認ミスが起こる可能性があります。
また、時間が無いと焦って細かい操作を繰り返していると、安全確認や運転操作へ十分注意を払うことができなくなり、「アクセルとブレーキ」を取り違えて操作してしまうなどの運転ミスが起こる可能性があります。

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うまく注意を払うためにはどうしたらよいでしょうか

注意の払い方について、自分はどのような傾向があるのかを知り、安全確認や運転操作に向けて注意を払い続けるためにはどうしたらよいかをみてみましょう。

注意力チェックリスト(傾向とアドバイス)

ぼんやりしていたり焦っていたりしているときに、自分自身の注意力が鈍っていることを自覚することはできません。注意力の低下がありうることを理解して、運転に集中し、安全確認や運転操作に注意を向けましょう。

運転に集中して、安全確認や運転操作に注意を向けられるように、スピードを抑えて走行し、適度な休憩を取ることを心掛けましょう。

今月のクイズの答え