原付で交差点を通るときの注意点

2013年9月号

今月のクイズ

警察庁のデータによると、2012年中に原動機付自転車(原付)乗車中の死者数が最も多かったのは、次のどの年代でしょうか?

  • (1)16~24歳
  • (2)25~64歳
  • (3)65歳以上

小回りがきく原動機付自転車(原付)は、買い物や通勤などにとても便利な乗り物です。
しかし、身体を守るものがヘルメット以外にないため重大な事故につながりやすく、2012年の原付乗車中の死傷者は55,000人を超えています。
今月は、原付の事故がどこで、どのような原因で起きているのかをふまえ、安全に運転するためのポイントをみてみましょう。

原付は自動車に見落とされ、重大事故になる危険性があります

警察庁のデータによると、2012年中の原付乗車中による死者は328人で、自動車乗車中の死者1,417人の約4分の1です。しかし、致死率をみると原付乗車中は0.59%で、自動車乗車中の致死率0.27%より約2倍も高くなっています。衝撃から身体を守る車体やシートベルトがない原付は、事故を起こすと死につながる危険性が高いことがわかります。
次に、どのようにして事故が起きたのかをみると、出会い頭や右・左折時など交差点で発生している事故が約6割(図1)を占めています。事故相手の約9割を占めている四輪車側から、事故の要因(図2)をみてみると、「発見の遅れ」が事故を招いている主な要因で、その理由として「安全確認不十分」が多くなっています。自動車の運転者が「交差点で安全確認は行ったが、二輪車を見落としてしまった」ことにより、原付ドライバーが重大な事故に遭うケースが多くなっているようです。原付ドライバーは、交差点で「相手側は自分の存在に気付いていないかもしれない」と疑い、十分注意して通過する必要があります。
では、具体的に交差点を安全に通過するためにはどのようにしたらよいでしょうか。

図1:原付の死傷事故(2010年) 図2:被害者が二輪車(原付含む)だった場合の四輪車側の人的事故要因(出会い頭と右折時の事故のみ)

出典:図1、図2共に 公益財団法人交通事故総合分析センター 「イタルダインフォメーションNo.91 二輪車事故の特徴-「見落とし」に注意!-」より弊社作成

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交差点では安全確認を確実に行い、十分に注意して通過しましょう

原付で交差点を進行するときは交通ルールを守り、十分に注意をはらって通過することが非常に大切です。ここでは、交差点で起こりうる危険と、安全に通過するための主なポイントを確認しましょう。

図:信号のない交差点、交差点の直進、片側2車線の右折、片側3車線の右折

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原付で交差点に差しかかったときは、「自動車が自分の存在に気付いていないかもしれない」と疑いましょう。
場面に応じた安全確認を確実に行い、十分に注意して通過しましょう。

今月のクイズの答え