雪道に備えよう

2013年11月号

今月のクイズ

2011年中の交通事故をみると、路面が濡れている舗装道路における全事故のうち、カーブで起きた事故の割合は約4.3%でした。では、路面が凍結し積雪のある舗装道路における全事故のうち、カーブで起きた事故が占める割合は次のうちどれでしょうか。

  • (1)5.4%
  • (2)8.4%
  • (3)11.4%

2012年12月~2013年2月の冬の天気を振り返ってみると、寒気の影響により全国的に気温が低い日が多くなりました(気象庁発表)。北日本から西日本にかけては降水量が多く、北日本の日本海側では記録的な積雪を観測しました。例年は降雪が少ない市街地でも、路面凍結や積雪があり、場所によっては視界が悪くなって、交通に影響が出たことを覚えていますか?
今月は、冬に起こりやすい事故と、その前に備えるべき車の冬支度を考えましょう。

雪道ではどのような事故が起きているのでしょうか

毎冬、路面が凍結したり積雪が多くなる北海道では、どのような事故が多いのでしょうか。
2011年11月~2012年3月の5ヶ月間に北海道内で起きた全事故件数は7,235件で、その25.4%にあたる1,840件を冬型事故(路面凍結や積雪、吹雪など冬特有の現象が事故の要因となったもの)が占めています。その内訳(図1)をみると「スリップ」による事故が88.4%と最も多く、次いで「視界不良」が9.7%、「わだち」が1.6%となっています。雪道に慣れているドライバーが多い北海道でも、滑りやすい路面でのハンドルやペダル操作は難しく、スリップ事故が起こりやすいことがわかります。
では、運転操作だけがスリップ事故の要因となるのでしょうか。
全国で2011年中に起きたタイヤの整備不良による事故件数(図2)のうち、雪道での夏タイヤの使用は384件で全体の68.3%を占め、2007年の120件に比べ5年間で約3倍も増えています。夏タイヤは、気温が低くなるとゴムが硬くなり、凍った路面では滑りやすくなります。雪があまり降らない市街地でも夜間に雨が降った翌朝は、霜が降りたように路面が薄く凍結する場合があります。スリップしやすい道路を、夏タイヤのまま走行して思わぬ事故を引き起こしていると思われます。雪道での事故を未然に防ぐためには、どのような点検・整備をすればよいのでしょうか。

図1:冬型事故の発生状況(2011年11月~2012年3月) 図2:タイヤ整備不良による事故件数の推移(2007年~2011年)

車の冬支度をしましょう

ドライバーは、どのような天候でも安全に走行できるよう事前に点検・整備を行わなくてはなりません。スリップ事故やエンストなど雪道のトラブルを考えて、早めに車の冬支度を済ませましょう。

図:雪道への備え

スリップ事故やエンストなど雪道でのトラブルに備えて、早めに冬用タイヤの装着など車の点検・整備を行いましょう。

今月のクイズの答え