駐車場を安全に利用しよう

2015年7月号

今月のクイズ

駐車場内で、ドライバーがシートベルトを外してもよいとされるタイミングは、次のうちどれでしょうか。

  • (1)駐車場に入ったとき
  • (2)駐車スペースを探すとき
  • (3)バックで駐車スペースに停めるとき

車を駐車場に停めるときや発進するときに、隣の車に車体が接触しそうになってヒヤリとしたことはありませんか?今月は、駐車場で起きている事故の実態を踏まえて、駐車場の安全な利用方法を考えてみましょう。

車両事故の約3割が駐車場内で発生しています

東北6県(青森・岩手・秋田・宮城・山形・福島)で行われたモニタリング調査によると、2013年に起きた車両事故のうち、約3割が駐車場内で発生しています(図1)。駐車場内でどのような事故が発生しているのかをみてみると、自動車同士の接触・衝突が60.4%と最も多く、施設物との接触(壁・フェンス・街灯等)が27.6%と続いています(図2)。
図1:東北6県で起きた車両事故の発生場所の割合(2013年) 図2:駐車場内の事故の概要(2013年) (出典:一般社団法人日本損害保険協会東北支部 2014年7月「東北6県の車両事故実態に関するモニタリング調査」(2013年1月~12月))

駐車場では、車や人が不規則な動きをするので注意しましょう

一般道路では、車と人との通行の区別があり、車は車両通行帯を一方向に走行するので、安全に走行するためにドライバーは、法定内の速度で、前方等を注意しながら運転します。
 ところが駐車場では、車と人の通行の区別がなく、車を運転する人が駐車スペースを探していたり、車や人が駐車スペースに出入りしようとしていたりと動きが不規則になるため、事故につながる危険性が高くなります。また、注意を怠ると壁や街灯、出口の精算機等に接触する危険性があります。
 駐車場では、進む方向や駐車スペースだけではなく、常に周囲にも注意を払う必要があります。すぐに止まることができるような速度で進行し、安全確認を十分に行いながら、焦らず落ち着いて運転しましょう。

駐車場を安全に利用するために、焦らず落ち着いて運転しましょう

駐車場内では、駐車スペースを探すことに気をとられたり、バックで駐車する操作を焦ったりすると、事故につながる危険性があります。駐車場を安全に利用するためには、どのようにすればよいか考えてみましょう。

パーキング

思わぬところから人や車が出てくるかもしれない…

周囲に車や人がいないか確認でき、すぐに止まることができる速度(3~4km/h)で走行しましょう。

精算機に車体を合わせて止めることが難しい…

無理に車を寄せようとせずに、精算機との間に余裕をもたせて車を止め、パーキングブレーキをかけ、エンジンを切って降車し、精算を行ってもよいでしょう。

車道に出たい…

歩行者や自転車に接触する危険性があります。車道に出るときは、歩道と車道の前で2段階の停止を実施し、十分に安全確認を行いましょう。

バックで駐車するとき、左右の車や後方の柵に接触しそうでこわい…

ミラーだけに頼らず、目視でよく確認をしましょう。リバース警告音が鳴っているのを確認した後、シートベルトを外して窓を開けてください。いつでも止まれるように、なるべくアクセルを使わず、足はブレーキペダルの上に置くようにしましょう。左右の距離をバランスよく測りながら、ゆっくりと後退しましょう。
ただし、上体を後方に向けて目視していると、ペダルを乗せている足の位置がずれることがありますので注意してください。

コインパーキング

出庫時にフラップ板が時間切れで上がるのではないかと焦ってしまう…

精算を行ってから再度フラップ板が上がるまでは、5 分ほどの時間があります(弊社調べ)。フラップ板が下がっていることを確認して車に乗り、シートベルトを締め、周囲の安全確認を行い、ゆっくりと出庫できる十分な時間があります。焦らず落ちついて運転操作を行いましょう。

駐車場では、十分な安全確認をしてから、焦らずに落ち着いて運転操作を行いましょう。

今月のクイズの答え