To Be a Good Company

転ばぬ先の…

「共済や投資」と、保険の違い

保険の基礎知識

保険と似たイメージの「共済」や「投資」。
どんな違いがあるのでしょうか?

保険以外にも、リスクに備えるための手段はいくつかあります。その代表的な存在で、「保険とどう違うの?」という疑問をよく耳にするのが、共済でしょう。
保険も共済も、「多くの人がお金を出し合い、いざというときに備える」という基本的な仕組みは同じです。いちばんの違いは、加入者の範囲。ほとんどの保険が不特定多数の人々を対象にしているのに対して、共済は特定の地域や職業、公共団体の会員などで限定された人々を対象としています。
たとえば県民共済にはその県に居住する人しか原則加入できませんし、教職員共済は学校に勤める人向けのもの。近い立場・同じ地域にいる人が助け合う、というのが、共済の特徴です。

さて、「万一」に備えるには、たとえば貯蓄や投資という方法もあります。貯蓄と保険の違いは「保険は四角」でご説明しているように、「貯蓄は目標額が貯まるまで時間がかかるけれど、保険は加入直後から始まる」という点。では、投資はどうでしょうか?
たとえば株式に投資すると、短期間で元本の何倍もの利益を上げられる場合もあります。一方、株価の値下がりで元本割れしたり、会社の倒産などで大きな損失を受ける可能性があります。

投資の中でも、比較的安全性が高いとされるのが、国債に代表される債券です。
しかし、債券には必ず償還期間(定期預金の満期のようなもの)が定められており、その前に現金化すると損をしたり、現金化自体ができない場合もあります。

ちなみに、投資のリスクを減らすために考え出されたのが投資信託。複数の株式や債券に分散して投資することで、ひとつの銘柄が大きく値下がりするようなリスクを減らす手法です。しかしこれでも、元本割れのリスクはゼロにはなりません。

お金には、「目的に合った用意の仕方」があります。どんな時のために、いくら必要なのか。しっかりと考えて、最適の方法を選んでください。

関連記事