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損害保険の特徴

「偶然のリスク」によって発生した
「実損額」を補償するのが、損害保険の特徴です。

まずは、「保険」と呼ばれるものにどんなものがあるか、その種類をご覧ください。
商法と免許の取り決めによって、保険は以下のように分類されています。
「第三分野」は、損害保険、生命保険のいずれにもあてはまらない保険を指しますが、2001年より双方の保険会社でも営業ができることになりました。

第一分野(生命保険の固有分野)
定期保険、終身保険、養老保険など

人の生存または死亡に関し、一定額の保険金を支払うことを約し、保険料を納める保険

第二分野(損害保険の固有分野)
火災保険、自動車保険、賠償責任保険、海上保険など

一定の偶然な事故によって生ずることのある損害をてん補することを約し、保険料を納める保険

第三分野
傷害保険、医療保険、がん保険、介護保険など

身体の傷害、疾病および介護に関し一定額の保険金を支払うこと、または損害をてん補することを約し、保険料を納める保険

ご覧の通り、損害保険は第二分野に分類されます。これは「偶然のリスクによって生じた損害」をカバーする保険です。
偶然のリスクとは、「起こるかもしれないし、起こらないかもしれない危険」です。交通事故は年間50万件*近く発生していますが、一生事故を起こさない人もいます。一方、たとえば生命保険の死亡保険で言えば、どんな人でも必ずいつか亡くなりますから、これは偶然のリスクではありません。

そして損害保険のいちばんの特徴は、「発生した損害額を補償する」という点です。
生命保険や入院保険は、亡くなったり入院したりした場合にはいくら支払う、という契約です。しかし損害保険は「交通事故を起こしたらいくら」ではなく、「交通事故で発生した実損額を支払う」という「実損払方式」が中心となっています。

自然災害、ケガ、盗難、損害賠償責任など、リスクに応じて必要な損害保険も変わってきます。想定されるリスクに対して最適の、過不足のない保険を掛けることがとても大切なのです。

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    出典:警察庁「平成29年における交通事故の発生状況」
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