To Be a Good Company

どうして外でひとりで遊んではいけないの?

  • 子どもが犯罪(はんざい)にまきこまれるのは「ひとりでいるとき」が多い。
    ひとりで遊んでいると、おどされたり、つれていかれたり、こわい犯罪にあいやすくなります。また、何かあったときにだれにも気づいてもらえません。

  • ひとりでいる子には、犯罪者も声をかけやすい。
    ひとりでいると、「すきな物を買ってあげるよ」など、あまい言葉についさそい出されてしまいます。

  • ひとりでいると、何かあったときにだれにも気づいてもらえない。 友達がいれば、何かあったときに大人にすぐ知らせて、助けてもらえる可能性が高くなるよ!

あぶない目に合わないために守りたいこと

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    外で、ひとりで遊ばない

    友達がいれば、何かあったときに大人にすぐ知らせて、助けてもらえる可能性(かのうせい)が高くなります。

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    遊びに行くときはおうちの人にかならず行き先を言う。

    「だれと」「どこで」「何をするか」「帰りは何時ごろか」かならずおうちの人に言うように、習慣(しゅうかん)をつけましょう。

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    知らない人には、ぜったいについていかない。

    知っている人でも、すぐについていってはいけません。かならず「おうちの人に聞いてから」と言うようにしましょう。

  4. 危険(きけん)な場所でも一人にならなければ、犯罪者は近づいてきません。二人以上(いじょう)いると、だましにくいし、一人をだまして誘拐(ゆうかい)しても、もう一人が大人に話すかもしれないからです。危険な公園でも、みんなと一緒(いっしょ)に遊んでいれば、犯罪にあいにくいですが、みんなが帰った後、一人で遊んでいれば、犯罪にあいやすくなります。危険な場所なのにどうしても一人になってしまうときは、そこで話しかけてくる人には警戒(けいかい)しましょう。さそわれても、たのまれても、ことわりましょう。

不審者は見分けられる︖

不審者とは、犯罪を行おうとしているかもしれないと感じる人のことを意味します。でも、不審者だと思った人が、本当に悪いことをする犯罪者なのかを見分けるのはむずかしいです。マスクをしている人や黒い服を着ている人が不審者だと思っている人も多いですが、そうした姿(すがた)をしている人のほとんどは不審者ではありません。むしろ、本当の不審者は、そのことを見破(みやぶ)られないように、わざと普通(ふつう)の姿をしています。見た目では分からないのに、分かると思い込(こ)んでいると、不審者に簡単(かんたん)にだまされてしまいます。

誘拐は無理やり連れて行かれるの?
これまで起こった事件(じけん)を調べると、誘拐のほとんどは、無理やりではなく、だまされて、子どもが喜(よろこ)んでついて行ったケースでした。犯罪者にとっては、無理やり連れ去ろうとして、防犯(ぼうはん)ブザーを鳴らされたら逮捕(たいほ)されてしまうから、だまして連れ去る方が安全なのです。犯罪者は、失敗(しっぱい)しても何度か挑戦(ちょうせん)すれば、いつかはだまされる子どもが現(あらわ)れるだろうと思っています。
危(あぶ)なくなったら大声を出せば助けてもらえる?
「助けて」と大声を出せば、だれかがかけつけてくれるかもしれませんが、その可能性(かのうせい)は高くはありません。なぜなら、助ける人もこわいので、近づこうとしないかもしれないし、あるいは、ふざけているだけだと思われ無視(むし)されるかもしれないからです。そもそも、危なくなったときに、大きな声を出せるかどうかも分かりません。おそろしい目にあったときに声を出せなくなる人は多いのです。
防犯ブザーは役に立つの?

防犯ブザーは、持たないより持っていた方がよいです。ただし、防犯ブザーを使うときは、こわい目にあっているので、頭が真っ白になり、うまく鳴らせるかどうかわかりません。手や足が固(かた)まってしまい、動けなくなることもあります。
防犯ブザーを持っていても、それを使わなくてもいいように、おそわれてからのことよりも、おそわれないことを、一生懸命(いっしょうけんめい)に考えましょう。

今回のまとめ

外ではひとりで遊ばない、出かけるときはおうちの人に行き先を伝(つた)える、知らない人にぜったいについて行かない、犯罪にあわないためにしっかり守りましょう!