Fijiフィジーは300余の火山島と珊瑚礁からなる共和国です。
波や潮流による海岸侵食、そして海面上昇により、様々な被害を受けています。

マングローブ植林活動レポート

フィジーでは、2004年度よりNGOオイスカにより、マングローブ植林活動を進めています。フィジー植林地では、波の力が強く、土壌の浸食や高波による被害が多いため、その被害を軽減することを目的としています。マングローブ植林地の中では、土砂の堆積により地盤が強くなっており、少しずつ災害への抵抗力が高まることが期待されます。

マングローブ植林活動状況

2013年度は、ラ県のサイオコとベレベレの両地域において、ヤエヤマヒルギの補植と0.1ヘクタールほどの小さな規模で新規植林を行いました。補植した苗木は、順調に成長しています。
また、前年度までにマングローブの植林活動を行ってきた地域のモニタリングを実施しました。サイオコでは、河口付近に寄せられた漂流物などにより、マングローブの苗木の成長に良くない影響が見られましたが、近隣の「Nakorotubu Distrct School(小学校)」の生徒たちによる川の清掃活動が行われ、漂流物によるマングローブへの影響が軽減されました。
ベレベレでは、オイスカが主導した植林に加えて、村人が自ら近隣のマングローブ林で種を集めて、直接定植で植林を行っています。少しでも早く、多くのマングローブを成長させたい、という村人の意思が表れています。


2010年の植林地。手前がマングローブ


2013年度の補植


小学生たちによる川の清掃

地域との交流

2009年度からの5年間で、のべ合計1400人以上の人々がマングローブ植林活動に参加しました。また、サイオコ村の小学校「Nakorotubu District School」では、海面が上昇すると校庭まで海水が入ってくることもあるため、マングローブ林が将来の防波堤として学校を守ると信じて、植林活動へ積極的に参加し、さまざまな環境教育も実施しました。
また、住民のみなさんは、マングローブの植林地周辺には2年前と比べて、魚たちやカニの数が増え、体長が大きくなっていることに気づきました。漁を行う女性たちは今までより短い時間で魚介類が捕れるようになったと感じています。


子供たちによる植林活動

今後の活動予定

今後は、マングローブ植林の継続とともに、成長したマングローブを活用しながら、フィジーでの持続可能なコミュニティづくりを支援していきたいと思います。