Indonesia1万7,500を超える島々から成るインドネシアにおいては、海岸線の浸食を受けやすいジャワ島北部の沿岸部で植林活動を行っています。植林開始から16年が経過し、マングローブの林は広がっています。今後は育ててきたマングローブを村人たちが守り育てていく保全活動にも力を入れていきます。

マングローブ植林活動レポート

インドネシアでは1999年よりNGOオイスカが地元の自治体や住民のみなさんと連携しながらマングローブ植林活動を進めてきました。劣化するマングローブ林を再生し、海岸浸食から人々の生活を守ることを主な目的としています。

マングローブ植林活動状況

2014年度の活動は7つの地域で行われました。ジャワ島中央部北岸のダマックではヤエヤマヒルギという樹種の種子を植えました。年度末の調査では約90%がしっかりと根付いており、平均6~8枚の葉をつけて順調に成長しています。マドゥラ島にあるパメカサンでは、約30名の地元グループが12月から3月にかけてヤエヤマヒルギやヒルギダマシを植えました。これまでのところ苗は順調に生育していて今後の成長が期待できそうです。この地域はフジツボがマングローブに付着して成長を阻害してしまうことが多いので、観察を続けながら必要に応じて補植も行う予定です。


竹の支柱にヤエヤマヒルギの胎生種子結んで植えている様子


2014年11月の植林地。4カ月後の様子
しっかり葉がついています


2011年の植林地。4年後の様子

植林地の様子

ジャワ島中央部北岸のパティでは、高校生などのグループが実際に補植作業の体験を通して環境問題について学びました。また、保全活動の一環として、2010年に植林した大きな林の近くに、見張りタワーを建設しました。このタワーは補植が必要なエリアを確認することに利用できるほか、不法にマングローブを伐採しないための牽制効果が期待されます。
そのほか、パティの6つの村から集まった7人の女性たちは、かつて植林したヒルギダマシという樹種のマングローブから採れる種を使ってケーキやプリン等インドネシアの伝統的なお菓子のレシピを学びました。実際にこのお菓子を村の市場で販売したところ、ぜひ買いたいという声が多く、好評を得ているようです。植林したマングローブを活用し、経済活動にまで広がったうれしい事例です。


2014年12月に実施した植林の様子


見張りタワーの建設の様子


アビシニアの種を加工したお菓子作りの様子

今後の活動予定

2015年度は、インドラマユ、ペマラン、ダマック、ジェパラ、パティ、パメカサン、ブレベス、レンバンの8地域で合計110ヘクタールの植林を行う予定です。