Thailandタイでは、第二次世界大戦後、スズの採掘、エビの養殖場や船着場の造成、炭作りなどの開発により天然のマンローブ林が伐採されてきましたが、ラノーンではこれまでの16年間の植林活動で大きなマングローブ林が広がっています。

マングローブ植林活動レポート

タイでは、1999年よりNGOオイスカがラノーン県のマングローブ資源開発局の協力を得て、地元住民のみなさんの参加に重点を置いたマングローブの植林活動を実施しています。住民のみなさんはマングローブ林についての理解を深め、その大切さを実感し、多くの人が自主的に植林、補植の活動に参加するようになってきました。今後は保全活動の一環として、植林地のマングローブの種類や樹高、生物多様性などについて調査することにも力を入れていくことにしています。

マングローブ植林活動状況

2014年度は、タイ南部のラノーン県では20人の村のみなさんが参加し、5ヘクタールの植林地にヤエヤマヒルギという樹種を植えました。そのうち約92%のマングローブが根付き成長を続けています。植林作業だけではなく管理作業にも多くの地域住民のみなさんが参加しました。
また、周辺の学校の生徒たち80人も環境教育の一環としてマングローブ植林活動に参加しました。将来この生徒たちが、マングローブの再生活動を実践できるようにすることが目的です。


植林前の準備作業の様子


苗床で育てた苗を植林地まで船で運搬する様子

植林地の様子

植林プロジェクトに従事する村人のみなさんにお話を聞いたところ、20年前と比べてマングローブ林が豊かになりエビ、カニ、貝、魚などの魚介類が増えたため、漁師の収入が増加し、また人々の食卓も豊かになったとの声が聞かれました。また、直接植林活動に従事していない人々もマングローブ林の恩恵を感じていることが分かり、このプロジェクトにかかわっていることを誇りに思うと話してくださいました。
また、2015年1月には、当社によるマングローブ植林体験ボランティアツアーを実施し、当社の社員および国内外のグループ会社社員、OB、またそのご家族など55人がラノーンを訪れ、植林を行いました。


河口のマングローブ林付近で漁をする村人


東京海上日動の植林ボランティアツアーと現地の子どもたち


ボランティアツアー一行が植えた苗

今後の活動予定

2015年度は、ラノーンで5ヘクタールの植林を行う予定です。また、過去の植林地の調査も継続して実施します。