キービジュアル

オリジナルドライブレコーダーにて取得する
各種データの活用について

東京海上日動は、安全・円滑な道路交通社会の発展に資する目的を果たすため、様々な領域でデータを活用しています。

私たちは、DAPおよび法人DAの特約を付帯しているお客様に、通信機能付きドライブレコーダー端末を貸与しています。その端末から取得・蓄積した走行データ・映像データ等(以下「DAPデータ」)を利活用するにあたって、プライバシーを尊重し、個人情報を保護する取り扱いに十分に配慮したうえで、利活用する体制を整備しています。
DAPデータはお客様への保険サービスの提供のために利用するほか、よりお客様に価値を提供できる高品質なサービスの開発、世の中の事故の削減や災害復旧に寄与する社会貢献の取り組みなど、さまざまなケースで利活用を行っています。

社会貢献

有事の際には、自治体への危険地点マップの提供によって、災害時の復旧支援に活用しています。さらに、平時には、エコドライブ支援サービスやJ-クレジットへの登録を通じて、CO₂排出量削減に寄与する取り組みを展開しています。

災害時の復旧支援

能登半島地震の際の
地割れ地点マップの提供

2024年1月の能登半島地震にて、DAPデータを用いて「走行道路情報・地割れ地点マップ」をHPに公開。国交省にも同様のデータを提供し、国道の被害把握や早期復旧を支援しました。

能登半島地震の際の地割れ地点マップ1
能登半島地震の際の地割れ地点マップ2

環境負荷の軽減

エコドライブ支援サービス

DAPは急操作や前方車両接近、偏り等を検知してドライバーに警告する機能*1を搭載しており、これにより、燃費効率の悪化に繋がる急操作の発生頻度が下がることを研究を通じて確認しています。2023年12月にはエコドライブスコアに基づき、スマホアプリ上で特典としてクーポン提供*2を開始しました。

  • *1

    端末ごとに利用できる機能が異なります。

  • *2

    「新型・事故自動通報ドラレコ」と「2カメラ一体型ドラレコ」のサービスです。

エコドライブ支援アプリの画面イメージ
エコドライブ支援アプリの画面イメージ
エコドライブ支援アプリの画面イメージ

画面イメージ

J-クレジットへの登録*3

運転中の車両の危険な挙動を検知し、音声等でお客様に注意喚起を行っています。これにより急ブレーキ等の急操作の発生頻度が減少し、安全運転につながるだけでなく、エコドライブが促されたことで、燃費の改善効果も確認できています。
これを受けて、当社はエコドライブの促進を通じたカーボンニュートラルの実現・脱炭素社会への移行支援を目的として、本サービスによる燃費改善効果のクレジット化プロジェクトをJ-クレジット制度事務局に申請し、2024年8月22日に実施された認証委員会で承認されました。なお、エコドライブ支援システムを活用したCO₂排出量削減を対象としたクレジットの承認は、日本国内で初めてです。

  • *3

    J-クレジットへのDAPデータの登録は、「2カメラ一体型ドラレコ」のみのサービスです。

J-クレジットへの登録の流れ J-クレジットへの登録の流れ

事故対応サービス開発・
交通安全啓発

お客様により一層価値を提供できるような商品・サービスの高度化にDAPデータを活用しています。

データ利用による査定の高度化

特大事故における全損認定で
支払い早期化を実現

DAPデータと自動車保険の保険金支払いデータを基に、システム上で車両の損傷度や修理の可否を推定するアルゴリズムを構築しました。24年12月以降、ドライブレコーダー付き自動車保険をご契約のお客様が大きな衝撃の自動車事故*4に遭われた際、本アルゴリズムの活用により、お客様へ早期に保険金をお支払いすることが可能となりました。

事故発生

従来

新フロー

初動対応
アジャスターへの
損害調査依頼

初動対応
端末の
事故映像確認
システムで
全損判定確認

アジャスター
による損害調査

全損認定
レポート作成

アジャスターから当社担当者への
認定結果回答
お客様へ
全損認定を連絡

お客様へ
全損認定を連絡

保険金のお支払い

  • *4

    車種が自家用普通乗用車、自家用小型乗用車、自家用軽四輪乗用車かつ車両保険金額が100万円以下のご契約において発生した車両単独事故または100:0事故が対象です。

位置情報を活かした
車両保険金の支払い

2021年7月に静岡県熱海市で発生した土砂災害において、車両の位置を特定した罹災前の画像と罹災後に撮影された様々な画像・動画を組み合わせて、被保険自動車が土砂に流され「全損」であることを確認しました。その上で、立会いをせずに車両保険の全損認定を行い、早期の保険金支払いを実現しました。

熱海市の土砂災害の様子

出典:国土地理院

AIを活用した
迅速な事故解決支援

事故状況再現システムの導入

事故時のデータがドライブレコーダーから自動で送信*5されます。 送信されたデータをもとにAIが事故状況を再現し、損害サービススタッフへ自動的に連携されます。さらに、過去の判例をもとに責任割合の参考値が算出されるため、迅速な事故解決と保険金の支払いが可能となります。​

  • *5

    大きな衝撃を検知したとき等、ドライブレコーダーから自動で事故連絡された場合に当社へ自動で事故前後の映像が送信されます。

事故状況再現システムの導入の画面イメージ

画像イメージ

事故状況再現システムの導入資料イメージ

資料イメージ

行動経済学に基づいた
安全運転支援

専用スマートフォンアプリ
「クーポンチャレンジ」*6の開発

ドライブレコーダーから取得したデータを用いて算出した安全運転診断の得点に応じて、電子クーポンの獲得に挑戦いただけます。電子クーポンはコンビニ等で利用可能な商品ラインナップから選択して獲得することができます。

  • *6

    「新型・事故自動通報ドラレコ」と「2カメラ一体型ドラレコ」で利用可能です。

クーポンチャレンジの画面イメージ1
クーポンチャレンジの画面イメージ2
クーポンチャレンジの画面イメージ3

画面イメージ

保険外ソリューションの開発

自動車関連技術の開発や道路交通インフラの改善に向けたサービス・情報提供等、幅広い課題に対応するソリューションを提供していく取り組みにも、DAPデータを活用しています。

AIを使ったリスク分析

AI交通事故発生リスク分析

自動車保険の保険金支払いデータとDAPデータと道路交通環境データを掛け合わせ、AIを活用して分析することで、各道路・交差点における交通事故発生リスクレベルの可視化と、そのリスク要因分析を行っています。道路インフラの対策箇所の優先順位や対策内容の検討などに活用しています。

AI交通事故発生リスク分析のイメージ

交通安全に関する学校教育

通学路安全点検支援システム

全国の自治体・教育委員会が取り組んでいる通学路安全点検の効率化と安全対策の高度化を支援するために開発した「通学路安全点検支援システム」において、安全点検の対象エリアにおける交通事故発生リスクの分析にDAPデータ(急ブレーキ等の危険運転データ)を活用しています。

通学路安全点検支援システムのイメージ

お問い合わせ

お客様のDAPデータの情報の開示・消去・利用停止をご希望される場合、ご利用の端末ごとに以下の窓口までお問い合わせください。

端末 / 事務局 電話番号 受付時間
新型・事故自動通報ドラレコ
新型・事故自動通報ドラレコドライブエージェントパーソナル事務局
0120-763-978 月曜~土曜の午前9時半~午後6時
(祝日・事務局休業日を除く)
2カメラ一体型ドラレコ
2カメラ一体型ドラレコドライブエージェントパーソナル事務局
0120-009-522
前方1カメラ型ドラレコ
前方1カメラ型ドラレコドライブエージェントパーソナル事務局
0120-009-450
法人ドライブエージェント事務局
0120-545-962 月曜~金曜の午前9時半~午後6時
(祝日・年末年始を除く)
端末 / 事務局 電話番号
新型・事故自動通報ドラレコ
新型・事故自動通報
ドラレコ
ドライブエージェント
パーソナル事務局
0120-
763-978
2カメラ一体型ドラレコ
2カメラ一体型ドラレコドライブエージェント
パーソナル事務局
0120-
009-522
前方1カメラ型ドラレコ
前方1カメラ型ドラレコドライブエージェント
パーソナル事務局
0120-
009-450

受付時間

月曜~土曜の午前9時半~午後6時
(祝日・事務局休業日を除く)

事務局 電話番号
法人ドライブエージェント事務局
0120-
545-962

受付時間

月曜~金曜の午前9時半~午後6時
(祝日・年末年始を除く)

ご契約内容に関するお問い合わせ

カスタマーセンター

フリーダイヤル0120-691-300

平日・土日祝:
午前9時~午後6時(年末・年始を除く)