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災害のきづき

事前に見ていた津波のビデオ ~でも人ごとで自覚なし~

(気仙沼市 40代 男性 漁協職員)

仕事場に戻ったときに地震に遭いました。警報も鳴りましたが、1年前にチリ地震の津波を経験していますし、ここは高台だから、大丈夫だろうと勝手に信じていました。「水がここまできました」という大昔のチリ津波のときの表示もふだんから見て知っています。そのときのいろいろな話も聞いていました。でも、正直そんなに大きな地震は来ないだろうという油断がどこかにありました。
以前、会社で危機管理の講義を受けました。でもこんなことは現実に起こるとは思っていませんでしたし、仕事上でも、生活上でも油断がありました。
5、6年前には、津波発生を想定したビデオも見ています。何と、そのときの映像はまさしく今回と全く同じ状況でした。
いろいろと防災関連のことを学ぶ機会に接していながら、まるで人ごとのように自覚がありませんでした。昔のチリ地震を経験した先人たちが貴重な資料を残してくれたことを無駄にはできません。
これからは、職場で定期的に地震・津波の映像を上映して、各自もっと防災意識を高めていかなくてはいけないと思いました。

  • 上記エピソード・イラストは内閣府「災害被害を軽減する国民運動のページ」より転載させていただきました。

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