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災害のきづき

浸水時、機能しなくなった固定電話

(元住民自治協議会会長 70代 男性)

全ての安否確認が終わったのが10月19日で、6日間もかかりました。安否確認に一番時間がかかったのは、川の下流で水が2m近く入ってしまった地区でした。緊急連絡網はあったのですが、固定電話の番号で登録されているものが多く、浸水によって固定電話は機能しなくなったため、連絡が取れなくなったことが原因でした。そういう状況で、どういった形で安否確認をやったのかと言うと、警察の方、消防の方とローラー作戦をやり、最終的にはボランティアの方の情報などすべてを県の社会福祉協議会でまとめていくシステムに変えました。この災害で、情報の共有化と安否確認が課題となりましたので、今後は自分がどこかへ行ったら災害対策本部や仲間へ自ら連絡を取ること。それから、例えばAさんに連絡を取る時は、親戚のここへも連絡すると分かりますよという情報を、地区ごとにまとめました。今ではほとんどの人が、緊急連絡網に携帯番号を登録してくれていますので、安否確認もスムーズにいくのではないかなと思います。

  • 上記エピソード・イラストは内閣府「災害被害を軽減する国民運動のページ」より転載させていただきました。

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