>災害への備え>防災グッズ・防災用品
急いで避難しなければいけない災害時に、あまり多くのものを持ち出す余裕はありません。そのような場合に備えて、避難をする時に持ち出すもの、被災後の生活に必要なものなど、日頃から用意しておきましょう。
避難時に持ち出すもの(非常持出品)
リュックタイプの袋などにまとめておき、すぐに持ち出せる場所に置いておきましょう。
また、あらかじめ誰が何を持ち出すのか、それぞれ担当を決めておくとよいでしょう。
飲料水や食品などは賞味期限など定期的にチェックしましょう。
- ※下記はあくまでも参考情報です。個人で各家庭に合わせた用意をする事が大切です。
非常持ち出し袋の中身(例)
家族の状況に合わせて用意しておこう!
性別、年齢、家族構成によって用意しておくべきものは変わってきます。
女性がいる場合
乳幼児がいる場合
高齢者がいる場合
障がい者がいる場合
- ※障がい者に特有の生活必需品は、多種多様で、市区町村等が備蓄していない可能性があるため、日ごろから余裕をもって用意しておきましょう。
避難生活のために用意しておくもの(非常用備蓄品)
飲料水・食品は最低7日分を目安に用意しておきましょう。
安価で入手しやすいもので、定期的に買い替えたり、分散して置いておくとよいでしょう。防災のために特別なものを用意するのではなく、できるだけ普段の生活の中で利用されている食品等を備えるようにしましょう。
飲料水・缶詰などの内容物の違いがわかりにくいものには、点字を貼る、形の違うタグを取り付けるなど視覚障がい者に識別しやすい対応を行います。
- ※下記はあくまでも参考情報です。個人で各家庭に合わせた用意をする事が大切です。
- ※備蓄品を必要以上に買い占めることは、やめましょう。
歯ブラシ、石鹸・シャンプー、缶きり・ナイフ、防寒着、ポリタンク、毛布、タオル、わりばし・紙皿・紙コップ、ビニール袋、使い捨てカイロ、雨具、ブルーシート、工具類、虫刺され予防スプレーなど
避難所での感染対策
避難所では、マスク等の衛生用品が不足する恐れがあるため、避難する際は、衛生用品も持参しましょう。
(体温計、マスク、解熱剤、冷却シート、消毒液、ウェットティッシュ、使い捨てグローブ、殺菌作用の喉スプレーなど)
また、ビニールの雨合羽やポンチョ、ごみ袋、ラップやアルミホイルは、加工して使用することによってウイルス汚染を予防することができるため、あると便利です。特に、ラップやアルミホイルは簡単な食器や手袋の代わりにもなり、ラップは包帯代わりにもなります。これらを上手く使用すれば簡易遮蔽も可能です。
まずは命が最優先
災害時に備えて必要なものを用意しておくことは非常に大切です。しかし、用意した持出品や備蓄品は災害後の生活を支えるものであり、命あってこそのものだという事を忘れてはいけません。
実際に東日本大震災では、一度避難した後、もう安全だろうと誤解して、自宅に荷物を取りに戻って被災してしまった方が大勢いました。
まずは安全を確保すること、命を最優先にした行動を心がけてください。
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