暮らしに欠かせない大切な存在・マングローブ

熱帯・亜熱帯に住む人々にとって、マングローブは日々の暮らしに欠かせない大切な存在です。マングローブを炊事をするための薪(まき)や炭(すみ)、家を建てる材料や家畜のえさとして利用し、そこで魚や貝、カニもとっているので、沿岸の人々の日常生活と深く結びついているのです。

マングローブは大事な生活インフラ/マレーシア

マングローブは熱帯、亜熱帯に暮らす人には欠かせない存在です。マングローブの実は人々の栄養源になり、木材は家の建材や舟材にもなります。

マングローブの帽子屋さん/ベトナム

ベトナムには、マングローブを材料にした帽子作りで、生計を立てている人がいます。

マングローブは家畜の貴重な餌/インド

雨が少なく、塩分濃度の高い場所でも育つヒルギダマシ。インドの西部、乾燥地帯では家畜である牛の貴重な餌になります。

マングローブを60年も前に植えた人/フィリピン

フィリピンの小さな島、バナコン島。たった一人の男性がマングローブ植林を始めた場所が、現在では大きなマングローブの森となっています。