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大雪のメカニズム

大雪はどうして起こるの?

日本は国土の大部分は中緯度の温帯気候であるにもかかわらず、世界でも有数の「豪雪国」とされています。なぜ日本には冬になると大量の雪が降るのでしょうか?

日本海側と太平洋側の違い

長く延びる脊梁(せきりょう)山脈により、本州は日本海側と太平洋側に分けられます。そして、それぞれ降雪のメカニズムが違います。ここでは、日本海側、太平洋側、それぞれの特徴をご説明します。

日本海側:冬の北西季節風が作る大量の雪雲

国土交通省は、日本海側を中心とする24道府県の902市町村、面積にして日本全体の約51%を豪雪地帯に指定しています(2015年4月1日現在)。そのうち15道県の201市町村が、特に積雪量が多い特別豪雪地帯に指定されています。なぜ豪雪地帯は日本海側に集中しているのでしょうか?その原因は、冬特有の北西季節風にあります。

大陸から冷たい北西季節風が吹くと、その風より温度が高い日本海からたくさんの水分が蒸気となって風に乗ります。そして、日本列島の中央で連なる高い山にぶつかって上昇し、大量の雪雲となるのです。この雪雲が日本海側の山間部や平野部で雪となって降り積もるのです。

なお、北西季節風の風速や風向によっては、一部の雪雲は太平洋側にまで流れ、太平洋側地域の一部で大雪をもたらすこともあります。

太平洋側:南岸低気圧が特定の条件で降雪を発生させる

「西高東低」という、いわゆる冬型の気圧配置が崩れる、2月~4月頃になると、日本付近を西から東へ通過する低気圧が多くなります。中でも本州の南岸を進む低気圧(南岸低気圧)は、太平洋側、特に関東地方の南部などに、大雪や大雨を降らせる原因の1つとされています。

雪か雨を決める要因は、地上付近の温度や湿度です。また、低気圧の北から寒気が、南から暖気が流れ込むことから、南岸を進行するときにそのコースが陸地に近いほど雨になりやすく、遠いほど雪になりやすいといわれています。(遠すぎる場合は、影響を受けにくくなります)

冬の現象の1つ・凍上(とうじょう)

寒い冬には雪以外にもさまざまな現象が発生します。その1つが凍上です。凍上とは、地中の水分が凍り、地面が持ち上げられる現象のこと。住宅が傾いたり、地中の水道管が曲がったり、舗装された道路にひび割れができたりします。

また、鉄道のレールにも前後左右で高さの違いが生じて、線路が傾いたり、段差ができたりします。

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