地震によって起きる被害
地震が発生すると、さまざまな被害が生じます。地震が直接的な原因となる被害を一次災害と呼び、その代表的なものに家やビル、橋などの倒壊があげられます。ほかにも、地すべりや地盤の液状化など、大きな被害を引き起こす可能性が高い現象も含まれます。一次災害に続いて発生する火災やライフラインの寸断などを、二次災害と呼び、たとえ直後の被害を免れることができたとしても、巻き込まれる可能性があるため、備えが必要となります。
*財団法人消防科学総合センター「災害写真データベース」より転載
東日本大震災
2011年3月11日14時46分、宮城県の牡鹿半島の東南東130km付近を震源とする巨大地震が発生。地震の規模はM9.0と、国内観測史上では最大規模、1900年以降に世界で発生した地震の中でも、4番目の規模となりました。
被害も大変大きく、2023年3月現在の警察庁の資料によると、北海道・東北・関東地方の12都道県で死者15,900人、行方不明者2,523人、12万棟以上の住宅が全壊、28万棟以上が半壊となっています。
東日本大震災から11年経った2022年現在、復興は着実に進んでいますが、現在も多くの方が避難されています。
警察庁、復興庁ホームページより弊社作成
石川県能登地方を震源とする地震
2024年1月1日16時10分に石川県能登地方の深さ16kmでM7.6の地震(最大震度7)が発生し、石川県輪島市、志賀町で震度7を観測したほか、北陸地方を中心に北海道から九州地方にかけて震度6強~1を観測しました。
また、1日16時から2日13時までの間に、最大震度1以上を観測した地震が169回(震度7:1回、震度5強:3回、震度5弱:6回)発生しました。
この地域での相次ぐ地震のために、住宅や建物も少なからず被害や影響があり、この地震による被害は中部・近畿地方の府県で死者299名、負傷者1,327名、住宅被害123,099棟、となっています。(2024年7月30日現在)
家具類の転倒落下による被害
東京消防庁の発表によると、近年発生した地震における負傷原因のうち、家具類の転倒や落下物による負傷原因が約30~50%を占めることが分かっています。
また、家具類はストーブ等を倒したりして、火災を引き起こします。
家具の固定方法など、日頃の備えについては「地震への備え」でご確認ください。
災害のきづき ~体験者から学ぶこと~
私たちは「自分が災害に遭うことはないだろう」と考えがちです。しかし、近年思いもよらないところで多くの災害が発生しています。災害は決して他人事ではありません。ここに集めた体験談を参考にしてください。
- 予想もしなかった巨大な津波~毎日見ていた看板で命助かる~
※内閣府 一日前プロジェクトより転載私の住む地域では、地震や津波の可能性は早くから指摘されていました。でもまさかあんなにも大きな規模の津波が来るとは思ってもいませんでした。万一津波が来ても庭先くらいかなあという感じ。だから…
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