>安心安全な社会の実現に向けた東京海上日動の取り組み>東京海上日動の防災・減災への取り組み>ぼうさい授業について
東京海上日動では、2012年度より地域・社会貢献活動の一環として、主に小学4~6年生を対象とした防災啓発プログラム「ぼうさい授業(地震・津波編)」「ぼうさい授業(水害・土砂災害編)」を東京海上グループ社員・代理店がボランティアで講師を担当し、全国で実施しています。
「ぼうさい授業(地震・津波編)」は、東日本大震災の教訓を踏まえ「地震・津波の知識を子どもたちに伝えて災害に備える力をつける手助けをしたい」「防災について家族が話し合う機会を作りたい」という想いから東京海上リスクコンサルティング(現東京海上ディーアール)の社員の発案を元に開発したもので、東京海上日動が産学連携を協定している東北大学 災害科学国際研究所 地震津波リスク評価(東京海上日動)寄附研究部門の監修を受けています。また、水害・土砂災害編は昨今の水害等に対する防災啓発ニーズの高まりを受け、2020年度より開始し、東北大学 災害科学国際研究所 地震津波リスク評価(東京海上日動)寄附研究部門および京都大学 防災研究所の監修を受けています。
ぼうさい授業(地震・津波編)とは
「ぼうさい授業(地震・津波編)」では地震・津波の発生の仕組みや、地震が起こった時の対応、事前の備えなどについて、動画やイラストを使い、児童・生徒の皆さんと話し合いながら進めていきます。
- 対象:小学4~6年生
- テーマ:地震・津波の発生の仕組み、発生時の対応、事前の備えなどについて
- 関連教科:理科、社会、総合的な学習の時間など
- 講師:東京海上グループの社員・代理店がボランティアで担当
- 企画・運営:東京海上日動火災保険株式会社
- 教材開発:東京海上ディーアール株式会社
- 監修:東北大学 災害科学国際研究所 地震津波リスク評価(東京海上日動)寄附研究部門*
ぼうさい授業(地震・津波編)内容
カリキュラムでは、主に地震が起こるメカニズムを理解したうえで、災害発生時に正しい行動をとるために必要な、正しい考え(知識)と訓練(備え)が必要であることを理解します。
- 1地震はどうしてこわいの?
過去に発生した大地震を振り返り、防災について考えることの大切さを伝えます。
- 2地震発生のメカニズム (地震や津波はどうして起こるの?)
プレート内型地震を題材として、地震や津波が発生する仕組みを、イラストや動画を使って説明します。
- 3考えよう!「こんなときどうする?」
地震が起こった際の身の守り方、連絡手段、地震が起こる前に備える非常持出品などについて、話し合います。
ぼうさい授業(水害・土砂災害編)とは
「ぼうさい授業(水害・土砂災害編)」は大雨が降る仕組みや、水害が起こった時の対応、身の守り方や避難所での過ごし方について、動画やイラストを使い、児童・生徒の皆さんと話し合いながら進めていきます。
- 対象:小学4~6年生
- テーマ:水害・土砂災害発生の仕組み、発生時の対応、避難所での生活などについて
- 関連教科:理科、社会、総合的な学習の時間など
- 講師:東京海上グループの社員・代理店がボランティアで担当
- 企画・運営:東京海上日動火災保険株式会社
- 協力:株式会社キャリアリンク
- 監修:東北大学 災害科学国際研究所・地震津波リスク研究部門(東京海上日動)寄附研究部門*
京都大学防災研究所 気象・水象災害研究部門 水文気象災害研究分野
ぼうさい授業(水害・土砂災害編)内容
- 1なぜ水害は起こるのだろう?
大雨が降る仕組みや水害が発生するまでの川の様子を、イラストや動画を使ってわかりやすく説明します。
- 2情報をあつめよう
気象情報、避難情報、ハザードマップなどから自分と身の回りの人の身を守るための情報収集の方法や避難する時のポイントを紹介します。
- 3避難所での生活を考えよう
避難所についてイメージをしてもらい、万が一避難所で生活することになった時に周りの人のために自分にもできることは何かを話し合います。
授業を受けた先生の感想
【地震・津波編】
- 児童は、地震防災についての知識理解を深めることができた。
- 児童が、家に帰って、「我が家の防災計画」をつくろうという意欲を持つことができたのではないか。
【水害・土砂災害編】
- 「自分たちが行動を起こさないといけない」ということが分かり、おうちに帰ってからも話題になるほど、分かりやすく楽しい授業だったようだ。
- 避難所生活で助け合うということも自分たちにもできそうだという思いを持てる内容だった。
授業を受けた児童の感想
【地震・津波編】
- 地球の内部の仕組みがとてもよくわかり、プレートがはね上がって地しんが起こることもわかった。
- 津波が、こんなに速いとは、知らなかったのでおどろいた。
- 地震が起きた時にどのようにすれば良いか、理解することができた。
【水害・土砂災害編】
- これから家族と話しあい、いつ避難するかをきちんと決める。
- 今後ハザードマップなどを見ることを増やしたい。