大雪にご注意ください
大雪への対応
地震のような災害とは異なり、大雪の可能性はあらかじめ知ることができます。雪が降る季節になったら、日頃から情報収集を欠かさないようにしましょう。また、大量の雪が降り始めたら、何事も慎重に行動することが大切です。
気象庁からの発表をこまめにチェックする
気象庁では、テレビやラジオ、ホームページを通じて、大雪警報や大雪注意報、暴風雪警報や風雪注意報、着雪注意報、なだれ注意報や融雪注意報などの注意と警戒を呼びかけています。
雪が降り始めたら、こうした情報をこまめにチェックし、常に最新の情報に基づいて、外出を控える、早めに帰宅する、などの判断を行うようにしましょう。
外出を控える
気象庁から大雪に関する注意報や警報が発表されたら、できる限り外出は控えましょう。また、自動車を運転しない、雪崩危険箇所には近づかないなど、雪による災害に巻き込まれないようにしましょう。 やむを得ず自動車を運転する場合は、ノーマルタイヤでは外出せず、タイヤチェーンまたは冬用タイヤを装着しましょう。雪道では、急ブレーキや急発進はしない、道路が黒く光って見える場所や橋の上、トンネルの出入り口などは凍結に特に注意するなど、慎重な運転を心がけましょう。駐停車時は、ワイパーが折れないように上げておきましょう。
- 自動車利用時の被害例
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大量の雪が降った道路を走行していると、自分の自動車がスリップしたり、他人の自動車のスリップに巻き込まれたりすることがあります。
また、急な暴風雪に遭って排気口(マフラー)が雪でふさがり、逃げ道がなくなった排気ガスが車内に流入して、一酸化炭素中毒になる事故が発生しています。
また、建物の屋根から落ちてくる雪やつららにも注意が必要です。できるだけ、建物の軒下を歩かないようにしたり、子どもを遊ばせたりしないようにしましょう。都心では、高層ビル等からの落雪や落氷にも注意しましょう。
その他の対応
雪道を歩く時
- 歩幅を狭くする
- つま先とかかとを同時に地面に付ける
- 滑り止めや深い溝が付いた靴を履く
- 手袋をして、両手はいつでも使えるようにしておく
道路の雪は人や車が通ると、踏み固められて氷のように滑りやすくなることがあります。そうした場所を歩く時には、転倒に気を付けながら慎重に進む必要があります。バスやタクシー乗り場、横断歩道、歩道橋、タイル張りの建物は特に滑りやすい状態になることが多いので注意しましょう。
除雪作業の時
- 家族や近所に声をかけ、2人以上で行う
- ヘルメットをかぶり命綱を付ける
- 万一埋もれた時のため、携帯電話を持っておく
- 晴れた日は屋根が滑りやすいので気を付ける
- 雪を流す水路などへの転落に気を付ける
屋根の雪下ろしや自宅周辺の雪かきなどの除雪作業は、毎年たくさんの犠牲者が出るなど、事故の危険が伴います。除雪作業を行う場合には、細心の注意を払いましょう。また、特にカーポートは雪の重みで壊れやすいため、雪下ろしをしましょう。ホースで水を撒くと、撒いた水により重みが増し逆効果になることがあります。
雪に慣れない都市部での注意点
太平洋側の平野部、特に都市部では雪に慣れていないため、わずかな積雪でも転倒してしまう事故が続発します。 このような事故を防ぐためには、靴底に滑りにくくするグリップがある靴を選びましょう。また、転んだ際の被害を減らすために、帽子・手袋・厚手の防寒具、撥水性・防水性に優れた靴を身に付けることも大切です。万が一、滑った時は、しりもちをつくように転ぶと頭を打ちにくくなります。
日頃の備え
雪の季節が本格化する前にあらかじめ備えておくことで、少しでも被害を少なくすることができます。
例えば、積雪によるライフラインの停止に備えて、ある程度の水や食料、発電機やカセットコンロなどを用意しておきましょう。また、雪囲いの設置や家屋の修繕・補強も早めに済ませておきましょう。
マイナス4度を下回ると水道管や蛇口の凍結事故が多く発生します。保温材をまくことも効果的ですが、チョロチョロ水を流し続けることで凍結を防止できることもあります。
自動車には、スタッドレスタイヤやチェーンなどのスリップ対策をしておく必要があります。さらに、除雪するための器具や機器に不備がないか、しっかり確認しておきましょう。雪かき用のスコップは、降雪時には売り切れることが多いので、早めに準備しましょう。アルミやプラスチックなどの軽い材質の角スコップがおすすめです。
また、最悪の場合、室外機の凍結によってエアコンの暖房が機能しなくなることがあります。そうした万が一のリスクを軽減するためにも、エアコン以外の暖房器具を用意したり、湯たんぽなどの防寒具や毛布を多めにそろえておくと安心です。
大雪・凍結への備えと対策MOVIE
大切な8つの備えと対策を動画にまとめました。ぜひご覧ください。
動画内でご紹介している各種ツールのリンク先は以下の通りです。
東京海上日動マイページアプリ
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被害が発生した際のご連絡
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