1979
時代のニーズに即した保険の普及


長期総合保険のポスター

戦後に到来した好景気により、損害保険であっても、掛け捨てでなく貯蓄もできる保険のニーズが高まりをみせていました。当社は、こうした社会のニーズに応えて、積立型保険の販売を開始しました。
そして、1969年4月には、さまざまな災害によって発生した住宅や店舗などの損害に対して、長期にわたって補償する「長期総合保険」を発売しました。この保険は、発売直後から火災保険分野の最重点種目として積極的な販売推進が実施され、2年後の1971年には、元受正味保険料全体の5%を「長期総合保険」が占めることになりました。また、1979年には「積立ファミリー交通傷害保険」が発売され、貯蓄性向の高い日本人の感覚と合致し、80年代前半以降に飛躍的な伸長をみせることとなりました。


積立ファミリー交通傷害保険のパンフレット

この積立保険の伸展は、保険会社にとっては保険料を預かり運用して返戻する財務体制の構築を求めることとなり、将来の生命保険業への進出の足掛かりの一つになりました。