1955
自賠責保険の誕生


モータリゼーションの到来

戦後の高度経済成長期には、新たな保険商品が誕生しました。その1つが自賠責保険(自動車損害賠償責任保険)です。戦後の復興に伴って自動車の保有台数は増大し、1955年には150万台を超えました。当時は経済成長に伴うモータリゼーションが進む一方、自動車による人身事故も増加しており、1956年には、死者6,000人、負傷者が10万人を超えました。このため、被害者の救済措置の検討が求められた結果、保険で対応することとなり、強制保険制度として自賠責保険は誕生しました。

また、同制度が発足する際、社会政策的観点から保険付保を強制することとなったことから、料率は非営利的料率(ノーロス・ノープロフィットの原則)を適用することとなりました。当社においても1955年12月に販売を開始しました。