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大雪への備え

大雪の備えは大丈夫?

雪が降る季節は毎年やってきます。雪の季節が本格化する前にあらかじめ備えておくことで、少しでも被害を少なくすることができます。まずは、できることから用意をしておきましょう。

日頃の備え

例えば、積雪によるライフラインの停止に備えて、ある程度の水や食料、発電機やカセットコンロなどを用意しておきましょう。また、雪囲いの設置や家屋の修繕・補強も早めに済ませておきましょう。
マイナス4度を下回ると水道管や蛇口の凍結事故が多く発生します。保温材をまくことも効果的ですが、鉛筆の太さ程度水を流し続けることで凍結を防止できることもあります。

自動車には、スタッドレスタイヤやチェーンなどのスリップ対策をしておく必要があります。さらに、除雪するための器具や機器に不備がないか、しっかり確認しておきましょう。雪かき用のスコップは、降雪時には売り切れることが多いので、早めに準備しましょう。アルミやプラスチックなどの軽い材質の角スコップがおすすめです。

また、最悪の場合、室外機の凍結によってエアコンの暖房が機能しなくなることがあります。そうした万が一のリスクを軽減するためにも、エアコン以外の暖房器具を用意したり、湯たんぽなどの防寒具や毛布を多めにそろえておくと安心です。

雪崩(なだれ)対策

主な道路や集落の近くには、雪崩を食い止めるための柵やコンクリートの壁が設置されています。しかし、集落をおそう雪崩が発生する可能性がある「雪崩危険箇所」は、国土交通省が公表している場所だけでも2万か所以上もあるのです。

私たちは何も対策が取られていない斜面や、樹木が少ない斜面など、雪崩が発生しやすいとされている場所をあらかじめ把握しておき、積雪時の迂回(うかい)路まで確認しておくと良いでしょう。また、雪崩は冬のピークが過ぎたあと、気温が上昇する春先にも発生の危険性があるので、油断は禁物です。

斜面に雪がある時は常に雪崩が発生する可能性があるのですが、山の尾根からの雪が張り出している「雪庇(せっぴ)」や、斜面をボールのような雪のかたまりが落ちてくる「スノーボール」、斜面にひっかき傷のような雪の裂け目が現われる「クラック」などの現象は、雪崩発生の前兆とされています。このような現象を見かけたら、絶対に近づかないようにしましょう。

吹雪への対策

強い風を伴って激しく降る雪を吹雪といいます。吹雪の時に自動車を運転すると、前方が見えなくなったり、強風にあおられたりするため危険です。

吹雪の時に自動車を運転しなくても済むように、気象情報をこまめにチェックして、外出を控えましょう。

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