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竜巻・集中豪雨への備え

竜巻・集中豪雨への備えは大丈夫?

突然発生して、短時間のうちに大きな被害をもたらす竜巻と集中豪雨。日頃の備えも大切ですが、遭遇する前後の正しい判断、そして素早い行動によって、被害を回避することができます。

心構え 突然の災害に備えるために大切なこと

被害をイメージする力 危険を感じる冷静な心 避難を決断する勇気

突然の災害を回避するために必要なことは、どのような場所でどのような事故や災害が発生するのか、被害をイメージする力。冷静な心持ちで危険を察知し、避難を決断する勇気も必要になってきます。

例えば、川の近くで遊んでいるときに、集中豪雨に遭遇したら、どのような被害が発生する可能性があるのか、それを避けるためには、どのタイミングで避難するのがよいのか。その判断力が重要になります。

気象庁防災啓発ビデオで学ぼう


※「気象庁ホームページ」より

気象庁では、「急な大雨」「雷」「竜巻」等の突然の災害に対して、自分の置かれた状況を的確に判断し率先して自分と他の人の身の安全を図っていただくことを目的に啓発用のビデオを制作しました。
映像は、積乱雲の発達から被害を受けるまでの「被害編」と、被害を避けるための「解説編」に分かれています。
災害が発生する前に、ビデオを見て心掛けておきましょう。

  • リンクは気象庁のページに遷移します。

避難場所のチェック

身を守る行動をイメージしましょう

急に発生する竜巻や集中豪雨に備え、自宅や学校、勤務先周辺で避難できるような場所を探しておいて、身を守る方法を考えておきましょう。

竜巻のときに逃げ込める丈夫な建物、大雨のときに水が集まりそうな低地や過去に浸水した場所、雨宿りできる高い建物など、家族で確認し合うことで意識を高めていきましょう。

家でできる備え

竜巻・集中豪雨によるライフラインの停止に備えて、ある程度の水や食料など防災グッズを用意しておきましょう。また、家屋の修繕・補強も早めに済ませておきましょう。
突発的に発生する竜巻に備えて、窓ガラスが割れて飛び散らない様に飛散(ひさん)防止用フィルムを貼ったり、外壁や屋根などを補強したりして備えましょう。
また、豪雨による浸水の危険がある地域ではあらかじめ、重要な家財道具や非常備蓄品などを建物の2階などの高いところに移したり、水の浸入を防ぐための土のうなどを準備しておきましょう。

日頃の備え

  • 屋根の瓦、トタン板などの破損がないかを確認する
  • 屋根、壁、窓からの雨漏りがないかを確認する
  • アンテナの傾き、固定の緩みがないかを確認する
  • プロパンガスボンベが固定されているかを確認する
  • エアコン室外機が固定されているかを確認する
  • 雨どい、側溝、ベランダの排水溝の詰まりはないかを確認する
  • 雨戸がない窓のガラスに「飛散防止用フィルム」を貼る
  • 浸水するおそれがある家屋は土のうを準備する

直前に対応できる備え

  • 庭、ベランダの飛びやすい物は片づける
  • 植木は固定する
  • 植木鉢は室内に入れる
  • 物干し台は倒し、物干し竿は地面に置く
  • ガレージのシャッターは完全に降ろして施錠する
  • 窓はすべて施錠する。雨戸がある窓は雨戸をしめる
  • 雨戸がない窓は周囲をテープで目張りする(サッシのレール部に新聞紙を棒状に丸めて置く)
  • 風呂の浴槽に水をためる
  • 携帯電話を充電しておく
  • 落雷による家電製品や電子機器の故障を防ぐため、電源プラグを抜く

身の回りのもので作る簡易水のうのつくり方

浸水の被害を軽くするために、家庭や会社にある道具を使って水の進行を防ぐことができます。家庭用のゴミ袋を2重・3重にして、その中に半分程度の水を入れ、きつく縛ります。これをたくさん作り隙間なく並べることで水の浸水が防げます。
その他、この水の入ったゴミ袋を段ボール箱につめることで積み重ねて使うことができ、水のうだけの場合と比較して強度が増します。
また、プランターなど身の回りの重たいものにレジャーシートなどを巻き込み使用することもできます。

東京消防庁ホームページより弊社作成

注意情報の入手先について

各公共機関が発表する注意情報の入手先を確認しておきましょう。もちろん、注意情報が発表されていなくても、竜巻や集中豪雨が発生する場合があるので、情報に頼るだけではなく、空の変化などに注意する必要があります。

自分の居場所の危険性を確認

もし、竜巻や集中豪雨が発生した場合、自分がいる場所が危険ではないか、近くに避難できる場所はあるかどうかを確認しておく必要があります。特に集中豪雨はあっという間に増水する可能性があるので、水辺にいる場合は十分な注意が必要です。



親水公園


アンダーパス(立体交差で掘り下げ式になっている道路)


地下道・地下街


地下駐車場

保護者や監督者が注意を!

遊んでいる子どもたちや、工事中の作業員は、周囲の状況の変化に気付きにくいもの。保護者や監督者が最新の気象情報を確認するとともに、空や川の変化に注意を払い、危険を感じたらすぐに避難指示を出すようにしましょう。

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