To Be a Good Company

交通事故で働けなくなるのが心配

独立開業した

転職・独立

自営業者には、「休業補償」がない!

病気やケガで働けなくなっても、会社員なら健康保険から「傷病手当金」が支払われます。一方、自営業者にはこうした休業時の補償はありません。特に交通事故などのように、予期せぬ突発的事故に遭うことを考えると、収入はもちろん、事業が継続できるかどうかも心配ですね。
自動車保険の補償の1つ、「人身傷害保険」がここで役に立ちます。これは車の運行に起因する事故等で、自動車保険を契約する車両に乗車しているとき死傷した場合等に、過失割合にかかわらず保険金額を限度に実際の損害額(総損害額)を補償してくれる保険です。実際の損害額の中には、治療費のほか、休業損害あるいは死亡による逸失利益・精神的損害等も含まれます。

自営業者には、偏りのない備え方が何より大事

交通事故に限れば、自営業者の休業にも自動車保険などで手厚い補償の確保が可能です。
ただ、自営業者にはご自身がケガを負って働けないといった事故以外にも、売上減少やビジネス上のトラブル、損害賠償を求められる、店舗が火災にあって復旧まで営業ができないなど休業を余儀なくされるといったアクシデントの可能性も。貯蓄を増やしておくことも含めて、さまざまなリスクを想定した、偏りのない備え方が自営業者には何より大切ですね。

コラム執筆者

ファイナンシャル・プランナー 清水 香さん

学生時代より生損保代理店業務に携わるかたわら、ファイナンシャル・プランナー(FP)業務を開始。2001年、独立系FPを志し独立、のち(株)生活設計塾クルー取締役に就任、現在に至る。生活者のライフプラン相談を受けているほか、執筆・講演活動も幅広く展開、テレビ出演も多数。
関連記事

FFFF-EK04-B22181-202302