保険は万が一の備え

保険の基礎知識

私たちの日常は、実は危険だらけ。
そんな「万が一」に備えるのが保険です。

平穏に見える私たちの暮らしは、実は多くの危険に囲まれています。
たとえば自動車事故は、約67秒に1件発生*1自転車の事故が約5分48秒に1件*2、そして火災も約14分に1件*3起きているのです。
ほかにも台風・地震など自然災害、病気になるリスクや海外旅行で盗難に遭う危険性など、数えあげればきりがありません。

このようなリスクに、個人の力だけで対処するのは難しい場合も多くあります。
たとえば大きな自然災害は、個人の努力ではどうしても避けられません。交通事故を起こしてしまった際の賠償額は、最近では数億円に達するケースもあります。事故や災害は、いつ、だれに起こるかわかりませんから、何らかの備えはぜひとも必要となります。
そこで、同じように不安を感じている人々から一定の保険料を集めて、万一に備えようとするのが保険です。被害に遭ってしまった場合は、その集まった資金の中から保険金を受け取ることができる制度なのです。

ひとりでは対処しきれない大きなリスクも、たくさんの人々が支え合えば乗り越えられる。「相互扶助」のシステムで人々のリスクを軽減するのが保険制度であり、大きな社会的役割を担っている制度でもあるのです。

  • *1
    警察庁「平成28年中の交通事故の発生状況」当事者種別(第1当事者)別交通事故件数の推移をもとに日本損害保険協会で試算
  • *2
    警察庁「平成28年中の交通事故の発生状況」自転車乗用車(第1・2当事者)の交通事故発生件数をもとに日本損害保険協会で試算
  • *3
    総務省「平成28年(1月~12月)における火災の概要(概数)」をもとに日本損害保険協会で試算
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