保険は四角
貯蓄だけでは不十分?
保険の基礎知識
「貯蓄は三角、保険は四角」と言われます。
それって、どういう意味なのでしょう?
よく、「貯金しているから保険は必要ないよ」とおっしゃる方がいます。確かに将来の出費に備えて貯蓄するのは、とても大切なこと。
しかし、事故や災害への備えは、はたして貯蓄だけで十分なのでしょうか?
貯蓄は多くの場合、毎月あるいは毎年、コツコツとお金を積み立ててお金を増やしていきます。年月とともに貯蓄は増え、金額は右肩上がりの「三角形」となります。
もしも十分にお金が貯まった頃に事故や災害が起きるのであれば、貯蓄によって必要な補償をまかなうことは可能です。しかし、事故や災害はいつ起こるかわかりません。お金を貯めている途中で万一のことが起きた場合、十分な補償ができない可能性があります。
一方、保険は、加入した直後から契約期間を通して一定した補償を受け取れます。安定した「四角形」です。
これだと貯蓄の有無に関係なく、いつでも十分なお金を用意することができます。特に若い頃には貯蓄額が少ないのが一般的ですから、保険の意味は非常に大きいのです。
これが、「貯金は三角、保険は四角」といわれる理由です。
また、貯蓄は「子どもの学費のために」「マイホーム資金として」など、目的を持って貯める場合が多いはず。そんなお金を万一の際に使うと、ライフプランを大きく変えなければなりません。
けれど保険に加入していれば、貯蓄には手を付けずに済みます。さらに保険なら、貯蓄ではとてもまかないきれないような巨額の出費にも備えられます。
保険に入るということは、「安心を準備する」ということなのです。
人生に起こり得るさまざまな出来事に対して、貯蓄だけでも、保険だけでも、十分な対応は難しいもの。両方を上手に組み合わせて、より良い人生設計を進めてください。
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