第12回 こども環境大賞

大賞・優秀賞・奨励賞・佳作・東京海上日動賞・団体優秀賞・団体賞 入賞作品発表

作文部門

大賞

「ミミズ工場」
清水 萌々子 (しみず ももこ)・小学校4年・高知県

私の家の庭には、ミミズ工場とぬかふとんがあります。その庭には、シラカシのかきねに守られながら、小さな畑と、すももの木2本、びわの木、キンカン、トネリコ、ジューンベリー、ヤマボウシ、モミジなどのたくさんのなかまが生活しています。

あたたかくなると、父といっしょにかきねを切るのが私の仕事の一つです。切ったえだは、ちゅう車場のうらにまとめて積み上げます。切っては、積み、切っては積みのくり返しを続けます。積み上げると車と同じくらいの高さになります。その高さは少しずつ少しずつ低くなります。12月の大そうじの時には、ちゅう車場もきれいにします。その時に、重ねていた上の方の枝や葉をよけると、真ん中より下の方は、しめっていて、えだは黒く細くなっていて、葉は黒く細かくやぶれて小さくなっています。その下に進んでいくと、ボールくらいの土のかたまりがたくさん出てきます。そのかたまりの中には、大きいミミズから、生まれたてのミミズまでごにょごにょたくさん働いています。その土といっしょにミミズたちをきずつけないように、しんちょうに、バケツに入れ、畑にかえします。ミミズたちは、ミミズ工場で一生けんめい働いて枝や葉を栄ようのある土に変える仕事をしています。ミミズ工場には、ミミズのほかに、ゴキブリやダンゴムシ、たまにムカデもいます。ゴキブリは気持ち悪かったのでくつでふみました。けれど、母が「ゴキブリも木を土に変えてくれるなかまだよ」と教えてくれました。私は、ふまなければよかったなと思いました。

ぬかふとんは、畑の中にある穴のことです。この穴には、毎日、みかんの皮や野菜のきれっぱし、たまごのカラなどが入ります。台所から穴に入れに行くのも私の仕事です。そして、週末に近くのコインせい米所からぬかをもらってきてぬかのふとんをかけます。このふとんの近くのシラカシのみきは、ほかのところのみきより、大きいし、高さをそろえても一番さきに高くなります。

私の家は、7けんの家がある団地です。私の家と同じようにかきねのある家もあります。かきねのある家は、ときどきかきねをそろえます。そのあと、大きなゴミのふくろに切りくずをきれいに入れています。私は、そのゴミぶくろを見ると、うちのミミズ工場にかぶせたらいいのにといつも思います。

私は、私の庭が大好きです。ミミズ工場でつくられた栄ようたっぷりの土と、ぬかふとんであたためられた生ゴミの土をまぜあわせた畑は、ちんげんさいを巨大化し、キョウリュウみたいな大きさにします。ブロッコリーは、食べても食べても小さいのが出てきます。自分の家の木や生ゴミなどをただのゴミとしてすてずに、虫や自然の力をかりて土に変えるエコ活動を通してたくさんのとくをしています。このとくをもっともっとほかのことにも広げていきたいです。

優秀賞

「上野どうぶつ園にライオンがいない」
浅野 智太郎 (あさの ともたろう)・小学校1年・東京都

ぼくは、上野どうぶつ園が大すきです。今まで、二十回いじょう行きました。ライオンやゾウ、トラにキリンなどのほんもののどうぶつにあえるので、いつもわくわくします。

でも、十二月二十六日にかぞくと上野どうぶつ園に行ったとき、インドライオンのガラスのまえに「ありがとう。インドライオンのモハン。」とはりがみがはってありました。十一月二十六日にさいごのインドライオンのオスがしんでしまい、上野どうぶつ園にはそれから一とうもライオンがいないのです。ガラスのむこうに、岩や木が見えていて、でもライオンはいなくて、とてもかなしかった。ライオンは「ぜつめつきぐしゅ」で、これからまた上野どうぶつ園で見ることができるか、わからないそうです。そのあと見た、スマトラトラ、ニシローランドゴリラ、アジアゾウのかんばんにも「ぜつめつきぐしゅ」とかいてありました。

みんながしっているゆう名などうぶつが、どんどんへって、ちきゅうからいなくなるかもしれないなんて。なんで?

どうぶつ園は、それぞれのどうぶつにあったすみかやえさでしいくしています。どんなすみかやえさがよいか、人間はわかっているのに、どうしてどうぶつ園の外ではできないのかな。やりかたがむずかしいのかな。でもみんなで力をあわせてがんばれば、できるんじゃないのかな。

ぼくは、これからも上野どうぶつ園でたくさんのほんもののどうぶつを見たいです。いろいろなどうぶつが「ぜつめつ」して、ずかんやテレビでしか見れなくなるのは、いやです。

ぼくは、このごろどうぶつを見てかんじることがすこしかわりました。まえは、かっこいいな、つよそうだな、としかおもいませんでした。でも今はちがいます。きちょうなんだな、すくないんだな。だからみんなでやさしくして、まもらなくっちゃいけないんだ。どうしたらまもれるのかな。どうぶつにとって、うれしいことと、いやなことをしらなきゃだめなんだ。

ぼくは、これからも大すきなどうぶつのことをたくさんしりたいです。そうすれば、どんどんどうぶつを見る目がやさしくなるんじゃないかな。みんなで、どうぶつの気もちをかんがえれば、よいほうほうが見つかるんじゃないかな。みなさんも、そうおもいませんか。

「エコ活動のすゝめ」
古川 玲実 (ふるかわ れみ)・小学校6年・愛知県

小学校最後の夏休みは、毎日エコ日記に取り組みました。クーラーを使わず電力を節約するために外に遊びに出たり、野菜を育て、その野菜を使い、炒め料理や、ダシを取った干ししいたけを細く切って、つくだにを作ったりしました。

石けんで自分の服をつまみ洗いしたり、貯めた水を使って、食器を洗ったりもしました。

毎日、何かしらエコ活動を心がけながら日記を続けていると、最初は、やることないな、困るなと思っていましたが自然と心がけられるようになりました。やることが当たり前になり、やらないと気がすまなくなりました。

いとこの家に遊びに行った時も、お風呂の水使用量が表示されるパネルを見ながら、どれだけお湯を使わず体を洗えるかなど、姉とみんなで競って楽しく過ごしました。

そして冬休みは、愛媛県に住んでいるおじいちゃんと協力し合って、環境新聞作りにも取り組みました。

おじいちゃんは漁船を所有しています。魚をとるだけでなく、海の資源を守る活動をしています。

一番の問題は、海に流れてくるプラスチックゴミだと教えてくれました。海も汚れてしまうし、エサと間違えて海の生き物たちが食べてしまうと、体の中で消化されないので大変なことになります。

おじいちゃんは、海に流れ着いてきた、たくさんのゴミを漁船の底あみですくって拾っては分別して処分しているそうです。

そして、お魚アパートと呼ばれる魚達の住みかになるものを作って海底に置く活動もしています。そのアパートには、海そうなどがついて魚が住めるようになります。

実際に私はこのアパートを見学しにいきました。鉄の骨組みの中にかわらがしいてあり大変立派なものでおどろきました。

しかし、海をきれいにしすぎると、栄養分が不足して、プランクトンが減るそうです。プランクトンは魚達のエサなので、魚も少なくなってしまうことも教わりました。海はきれいにしすぎず、汚し過ぎず、ありのままの自然を維持することが大切です。

私はゼロのつく日は、ゴミゼロ運動の袋を持ってゴミ拾いをしています。プラスチックゴミは自然にかえらないので拾うことは大切です。三十年後の海は、プラスチックゴミの方が魚の重さよりいっぱいになるのではと言われています。

私は修学旅行にエコバックを持って行ったり、ふだんからレジ袋をもらわないようにしています。お母さんは食品トレイをリサイクルにまわすなど心がけています。

愛媛県からの帰り道、きれいな海の景色を眺めながら、私はいつまでもこの海を残していきたいと強く思いました。これからも身近なエコ活動を家族と楽しみながらやっていきたいです。

奨励賞

「ハスの花をさかせたい」
植木 悠太 (うえき ゆうた)・小学校2年・埼玉県

ぼくが通う小学校の近くに、黒浜沼という大きな沼があります。青色がきれいなカワセミや数えきれないほどの水鳥がやってきて、夏になるとホタルも見られる町のみんなが大切にしている沼です。ジョウロウスゲというぜつめつしそうな水草も生きています。この自然ゆたかな沼が今、ピンチをむかえています。

少し前まで沼にあそびに行くと、ピンク色のハスの花が水面いっぱいにさいていてとてもきれいな沼でした。ところがここさい近は、花がさくどころかハスがなくなってしまいました。ぼくは、心ぱいになって沼をほごする方たちに原いんを聞いてみました。すると考えられる原いんの一つはアメリカザリガニがハスの実を食べてしまうことでした。さらに、アメリカザリガニはホタルの子どもも食べてしまうことを知りました。このままでは大すきな沼からいのちが一つづつきえてしまいます。沼のいのちを守るためにぼくができることを考えてみました。そして友だちと話し合いました。すると、小学校のじゅぎょうとしてみんなでザリガニをつって沼のいのちを守りながら、家でザリガニのいのちも育てることになりました。さらに、べつの小学校も協力してくれました。一人の力ではできないようなことも、みんなで力を合わせれば大きな力になっていました。みんなの沼を守りたいと思う気もちが一つになったのだと思います。ただ、沼をほごする方はザリガニだけが原いんとは言いませんでした。水や土のよごれが原いんかもしれないと考えているそうですが、はっきりとしたりゆうはわからないそうです。ぼくはさい近、沼の近くに大きな道路が出来たことが原いんではないかと思いました。その道路のわきにたくさんの白いビニールのゴミぶくろがポイすてされるようになったのです。あぶない場所だからひろうことも出来ないので、そのゴミがとけて流れているのではないかと思いました。町の子どもたちが沼のいのちを助けようとがんばっていても、自分だけがきれいになればいいと考える人もいます。でも、そのゴミがだれかをきずつけていることに気づいてほしいです。それは人だけではなく自然かもしれないことに。たった一つの小さなゴミも雪がふりつもるように、なにかのいのちをうばってしまっていることに。

ぼくは、この黒浜沼の水辺にとぶホタルや、うれしそうに空の下で鳴く水鳥たち、一生けんめいに生きている自然を守りたいです。みんなで春夏秋冬でせいそうをしたり、かんさつをしたりして沼がそのきせつによろこぶことを考えたいです。そしていつか、ピンク色のハスの花が沼いっぱいにさきますように。

「美しい瀬戸内海を守ろう。」
上田 蒼 (うえだ あおい)・小学校3年・愛媛県

ぼくの住む愛媛県は瀬戸内海に面している。瀬戸内海はたくさんの島々と波がおだやかな美しい海だ。晴れた日には静かな水面に日の光がキラキラ輝きとてもきれいだ。多くの魚がとれ、ノリやワカメの養殖も盛んだ。ぼくは、そんな瀬戸内海の海岸を守る消波ブロックが大好きでよく海へ行く。ブロックの向こうに広がる海はきれいで何時間でも眺めていられるが、海岸にはいつも多くのゴミが落ちている。このゴミは一体どこから来たのか?海に遊びに来た人が捨てたのかな?ぼくは、愛媛大学の日向先生の力を借りて海洋ゴミ問題を学びながら、海岸のゴミ拾い活動を始めた。瀬戸内海沿岸には、ペットボトルやレジ袋などのプラゴミに混じって、カキの養殖に使うパイプや発泡スチロールなど漁業に関わるプラゴミがとても多い。海洋プラゴミは、2050年までに世界中の海にいる魚の総重量をこえるといわれていて、魚や鳥がエサと間ちがえて食べてしまうなど生態系に悪影きょうを与えている。マイクロプラスチックとよばれる0.3ミリから5ミリに砕けた小さな物も問題で、瀬戸内海全体には数千億から一兆個も存在しているそうだ。海洋ゴミ問題は遠い世界で起きていることではない。一度でいいから海岸にゴミ拾いに出かけてほしい。あっという間にゴミ袋がいっぱいになることにおどろくだろう。海岸のゴミのほとんどは風や波、潮流に運ばれてきた漂着ゴミで、掃除してもすぐまた元の状態に戻ってしまう。ぼくはいつもそれに頭を抱えている。でも最近、瀬戸内海沿岸での漂着ゴミ回収には効果があると日向先生の研究でわかってきたというからうれしい。瀬戸内海のゴミに多い発泡スチロールは、プラゴミの中でも海水より軽く遠くに流され易く、細かく砕かれ広い範囲に広がってしまう。ただ大きいうちは風や波、潮流に運ばれ海岸に打ち上げられ易い。日向先生が行った広島湾周辺の調査でも、その8割は海岸に集中していたという。砕けてマイクロプラスチックになると回収は難しい。大きなサイズのうちに海岸で拾うことが重要だ。また瀬戸内海は陸に囲まれた内海で、海外から流れつくゴミは少ない。だから、瀬戸内海に住む人がきちんとゴミを処理し、海への流入を防いで海ゴミ回収をがんばれば、海面と海岸に広がるゴミの95%をなくし、ゴミのない本当に美しい瀬戸内海にすることができるそうだ。ぼくはこのことを、瀬戸内に住む多くの人に知ってもらいたい。みんなが意識を変え行動を起こせば美しい瀬戸内海を守ることは、不可能な夢じゃない。大事なことは、レジ袋を断わるなど不要なプラスチックの使用は減らすこと(個人でできること)、使ったプラスチックはきちんと処理すること(社会みんなですること)。これからもぼくは自分の使ったプラスチックに責任を持ち、ゴミを拾い、きれいな瀬戸内海を守りたい。

佳作

「たけはなこども食どうが教えてくれたこと」
淺野 智恵 (あさの ちえ)・小学校2年・岐阜県

わたしのお父さんの帰りはいつも夜の十一時すぎなので、ばんごはんは、いつも弟とお母さんと食べています。お母さんもはたらいているので、いつも、お母さんはおこってばかりいます。「早くして。もう時間がないんだから、自分のことは自分でやりなさい」が口ぐせです。ばんごはんは、だいたいレンジでチンをしたり、スーパーで買ってきたものを、そのまま食べています。そんな中、一人親やともばたらきで、かぞくといっしょにごはんを食べられない子どもたちのためのこども食どうがあることを知りました。それが、たけはなこども食どうです。月二回、たけはなこども食どうは、オープンします。わたしは、そこで生まれてはじめて、ナンを食べました。クマルさんが作ってくれたカレーナンはあたたかくて、本当においしかったです。ありがとうございます。青いほしには、こんなおいしい食べものがあるんだって知りました。弟もわたしも、カレーナンが大すきになりました。一年に一どだけ、クマルさんのキッチンカーがたけはなこども食どうにやって来ます。わたしたちのクリスマスのごちそうです。いつもおいしいごはんをありがとうございます。たけはなこども食どうに年れいせいげんはありません。わたしは近じょのおばあさんとお話ができるこども食どうが大すきです。いつも、ボランティアのあんどうさんが、声をかけてくれたり、よく来てくれたねとだきしめてくれます。それは、ちょっとはずかしいけれど、本当にうれしいです。ありがとうございます。お母さんも、この日はニコニコえ顔で、いっしょにごはんが食べれます。いつも、お母さんは、いそがしそうで、ゆっくりいっしょにすわって食べることができないので、本当にうれしいです。羽島高校のお兄さんやお姉さんも、ボランティアで、こども食どうのお手つだいをしていてすごいと思います。みんなえ顔でありがとうのことばがとびかいます。

わたしは、夏休みに、こども食どうのり用しゃにアンケートをとり、とう計グラフを作って、新聞を作りました。どうしたらもっとよい社会になるかをみんなといっしょに考えていきたいと思ったからです。り用する人からは、学校にこども食どうができたらいいというい見が多くありました。しょう来は、学校に地いきの人があつまって、交流できる場しょになればいいなあと思います。日本ではまだ食べられる食べものを、すててしまっていることも知りました。もったいないです。

わたしが大きくなったら、食べられるものはすてないでこども食どうでつかえるようにしたいです。高校生のお姉さんたちのようにわたしも、こども食どうでお手つだいをして地いきの人とお話をして、楽しくみんなで、ごはんが食べられるような社会にしていきたいと思いました。

「かんきょうにやさしい未来の乗り物」
大谷 朱 (おおたに あや)・小学校4年・和歌山県

この題名にした理由は、今、大気おせんで、いじょう気象や地球温だん化が問題になっています。工場のけむりや車から出るはい気ガスなどが原いんだそうです。私たちが生活に必要な物を工場で作ってもらわないといけません。車も、買い物やお出かけに必要です。私の家には、電気自動車があります。はい気ガスが出ません。でも、もっとかんきょうにやさしい車を考えてみようと思いました。

そこで、私たちの周りにある空気を使えないか考えてみました。車の上から空気をすいこみ、下からすごいいきおいで空気をふき出すのです。その力で、車がうきあがり、前に進むことができればいいなと思いました。ガソリンも電気もいらず、これ以上のエコはないと思います。しかし、いくつか問題があります。一つ目は、台風のように強い風の日は、飛ばされてしまうと思います。二つ目は、鉄でできた車が重たくて、風の力でうかないように思います。まず、強い風に負けないようにするためには、線路のように車をリードする物が必要かもしれません。例えば、プラレールのようにみぞがあって、横のかべが車の半分ぐらいあると横からの風に飛ばされないと思います。

三つ目の問題は、車体を鉄よりも軽い物で作ることです。そこで、インターネットで調べました。すると、日本のえらい人は、木を原料とした材料を開発しているそうです。鉄の5倍の強度で軽い「セルロースナノファイバー」と言うものだそうです。間ばつ材や台風などの災害でたおれた木を利用してもらい、この材料ができれば、またひとつのエコです。

この他にも、車からふき出される風が、歩行者にとって強風にならないのか、その風でごみやほこりが飛んで人体にえいきょうはないのか、考えれば考えるほどむずかしいです。エコってすごくおくが深いことだと思いますが、私にできることを見つけて、地球にやさしいことをしたいと思います。

いつか、自分が考えたエコな車が、私たちが住む橋本市を走り、「地球温だん化問題って昔の話よね」と笑って話せる日が来るといいなと思います。

「自然を守るための私の一歩」
生越 佳子 (おごし かこ)・小学校5年・大阪府

私は今年の夏休みに無人島にキャンプに行きました。親とはなれて初めて出会う子どもとボランティアさんだけのキャンプでした。無人島には、もちろん電気も水もガスもありません。ふ段はエアコンを一日中かけているし、冷ぞう庫から冷たい飲み物をいつでも飲めます。汗をかいた体を冷たいシャワーでさっぱりさせることもできます。でもその全てがない環境でどのように生活するのかドキドキわくわくしました。小さな船に乗り二十分ほどすると瀬戸内海にうかぶ小さな無人島に着きました。岩がごつごつしていて歩くこともままなりません。人の手が入っていないということはこういうことなのか、と現実に直面しました。テントもうまく建てられない地面に創意工夫してなんとか屋根を付けました。その後は食りょうの調達です。海に潜りモリで魚をさします。海がきれいですき通っているおかげで見たことない魚がたくさん見れました。魚はぜんぜんとれなかったけど、魚の世界にまぎれこんだ人魚のような気持ちになれました。海からあがると
「まって、足がはれてる。毒草にさされてる」
と言われ、毒ではれたところにお酢をぬってもらいました。薬ではなくお酢をぬる知恵にびっくりしました。なんとかとれた魚を、暗やみに小さなランプだけでさばきました。クーラーもない明かりもない生活だけど、火から起こし炊いたご飯は美味しいし、とった魚は格別でした。夜には満天の星空をみんなでながめました。
「星ってこんなにあるんだね。」
星の数も全く違います。本当はこれほどある星を街のライトやネオンで消してしまっているんだなと思うと少しさみしくなりました。こんなにも感動できる自然を自分たちでこわしてしまっているのだから。

次の日は森を探検しながらシーグラスを探しました。海に流れ着くガラスは角が取れて丸くなりきれいなかがやきをもっています。それを拾っていると、たくさんのペットボトルやゴミが打ち上げられていることに気づきました。人がいない島に人のゴミがあふれているのです。そのままの自然が残っているところを私たちがまたこわしてしまっているのです。ペットボトルやビニールなどは自然由来の物ではないのでそのまま形を残しゴミとして積もります。海の生物たちがそれらを食べてしまうこともあります。私は短いキャンプの中でクーラーを使わないエコな生活や水の大切さを知り、自分たちのなにげない生活が地球をこわしてしまっている現状を知りました。私たちがこれ以上環境をこわさないために何ができるか真剣に考えました。無だに電気やガスを使わないこと、ゴミをしっかり分別しリサイクルすること、スーパーやコンビニにもエコバッグを持っていくこと。ほんの小さなことだけど、私の行動の一歩が地球への良い一歩につながると信じて行動していこうと思います。

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