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地震保険に入った方がいい?

住宅ローンを組んだ

住まい

ローン手続き。火災保険、どうする?

住宅ローンの手続きをする時には、いろいろな手続きをします。その中に、火災保険が含まれていることがあり、ここで初めて火災保険について検討する方も多いようです。
このとき、地震保険の加入をするかどうかも、迷うものですね。
地震災害がいつ、どのような規模で起きるかは、いまだ正確に予測ができず、被害総額も予想できません。そのため地震保険の補償にはいくつかの制限が設けられています。たとえば、保険金額の上限額は火災保険の半分まで。それでも、地震保険料は火災保険と別途必要となるため、契約をためらってしまうケースもあるかもしれません。

家計防衛策の一つとしての「地震保険」

ただ、地震保険のほかに、地震に対する補償がほぼないのも現実なのです。住宅ローンが残っている方は、地震により家が倒壊すると、地震前の建物の住宅ローンと建て直した建物の住宅ローンの2つのローンを抱える可能性があります。被災によりマイホームを失ったにもかかわらず、大きな負債が残るといった事態は避けなければなりません。
こうした中で、住宅再建には充分でないにせよ、生活再建資金として使えるお金がある程度確保できていることは、それ以降の生活再建上、とても重要なことなのです。
住宅ローンの負債額が大きく、不測の事態による家計破たんが想定されるなら、家計防衛策として、地震保険を利用するのも1つの方法ですね。

■被害罹災時の経済的リスクは?

高リスク傾向 状況 低リスク傾向
持家 住まい 賃貸
多い 住宅ローン残高 少ない
少ない 貯蓄残高 多い
なし 転居先 あり(知人や親せき他)

コラム執筆者

ファイナンシャル・プランナー 清水 香さん

学生時代より生損保代理店業務に携わるかたわら、ファイナンシャル・プランナー(FP)業務を開始。2001年、独立系FPを志し独立、のち(株)生活設計塾クルー取締役に就任、現在に至る。生活者のライフプラン相談を受けているほか、執筆・講演活動も幅広く展開、テレビ出演も多数。
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