2005
自由化がもたらした課題への対応


2008年当時の自動車保険のパンフレット

90年代の自由化によって外資系やダイレクト系など新規参入者が相次ぎ、商品内容や保険料のバリエーションが多彩になっていきました。一方このことは、契約者の選択肢が増えた反面、商品内容が複雑化し理解しずらいものになっていくのと同時に、保険会社として品質の維持が困難なものとなっていきました。

そして、このことも一因となって、2005年に付随的保険金等の保険金のお支払い漏れなどの問題を発生させてしまう事態となりました。

当社は、この事態を受け、最も大切なお客様の声に耳を傾ける努力が不足していたことを反省し、品質の確保・向上に全力を挙げて取り組んでいくこととしました。

お客様に対して絶対に欠かすことのできない品質基準について「安心品質」として定めた上で、商品開発、保険販売・損害サービスのインフラ刷新を通じて、業務プロセスそのものを革新する「業務革新プロジェクト」を推進し、保険金支払い管理、保険募集、経営管理における各態勢の強化に取り組みました。

そして、2008年5月、このような取り組みによって抜本的に内容を見直した商品の第一弾として、抜本自動車保険がサービスインしました。