損害に伴う6種類の費用補償

6種類の費用補償で、事故に伴って発生する費用負担を軽減します。

修理付帯費用保険金

損害保険金をお支払いする場合に、保険の対象の復旧にあたり発生した費用のうち、必要かつ有益な次の費用*1をお支払いします(1事故につき保険の対象の合計保険金額*2の30%または1,000万円*3のいずれかの低い額を限度に実費をお支払します。)。

  • 損害が生じた保険の対象を復旧するために要するその損害の原因の調査費用(損害原因調査費用)
  • 損害が生じた保険の対象を再稼働するために要する点検費用、調整費用または試運転費用(試運転費用)
  • 損害が生じた保険の対象の代替として使用する仮設物の設置費用および撤去費用ならびにこれに付随する土地の賃借費用(仮設物設置費用)
  • 損害が生じた保険の対象を迅速に復旧するための工事に伴う残業勤務、深夜勤務または休日勤務に対する割増賃金の費用(残業勤務・深夜勤務などの費用)
  • 損害が生じた保険の対象の代替として使用する物の賃借費用(賃借費用)

損害拡大防止費用保険金

火災、落雷、破裂・爆発の事故により損害保険金をお支払いする場合に*4、損害の発生または拡大の防止のために支出した必要または有益な費用のうち、消火薬剤等の再取得費用等をお支払いします(実費をお支払いします。)。

請求権の保全・行使手続費用保険金

損害保険金をお支払いする場合で他人に損害賠償の請求ができるときに、その権利の保全または行使に必要な手続きをするための費用をお支払いします(実費をお支払いします。)。

失火見舞費用保険金

建物等から発生した火災、破裂・爆発の事故によって、近隣等第三者の所有物に損害が生じたときの第三者への見舞費用として1被災世帯につき50万円をお支払いします。ただし、1事故につき保険の対象の合計保険金額*2の20%を限度とします。

地震火災費用保険金

地震、噴火またはこれらによる津波を原因とする火災で、保険の対象が以下の損害を受けた場合に、保険金額*2の5%をお支払いします。ただし、1事故1敷地内につき300万円*5を限度とします。

  • 建物:半焼以上*6の損害
  • 屋外設備装置:保険価額の50%以上の損害
  • 建物内設備・什(じゅう)器等、建物内商品・製品等:収容する建物が半焼以上*6の損害
  • 屋外設備装置に収容の設備・什(じゅう)器等、商品・製品等:収容する屋外設備装置が保険価額の50%以上の損害

安定化処置費用保険金(安定化処置費用補償特約(財産条項用))

火災、水災等(申込書の「補償内容」欄に○が表示されている事故に限ります。)により罹(り)災した保険の対象である建物、機械、設備等のさびまたは腐食等による損害の発生または拡大を防止するために、ベルフォア社(災害復旧専門会社)による安定化処置が実施された場合に、その安定化処置費用をお支払いします。
安定化処置費用については、安定化処置実施後、「ベルフォア社が保険の対象を本格修復した場合」は修理費の一部として財産補償条項(普通保険約款)により損害保険金としてお支払いしますが、「被保険者がベルフォア社による保険の対象の本格修復を選択せず、別途新品交換を行った場合」は、その安定化処置費用に対してこの特約により安定化処置費用保険金として、1事故につき5,000万円を限度にお支払いします。

  • 「安定化処置費用補償特約(財産条項用)」は、すべてのご契約に自動セットされます(この特約を自動セットすることによる保険料の割増はありません。)。
  • この特約は、罹(り)災時にお客様がベルフォア社のサービスを受けられることを約定するものではありません。
  • 早期災害復旧支援サービスのすべてが、この特約の補償対象となる「安定化処置」に該当するものではありません(上記をご確認ください。)。

ベルフォア社とは

ベルフォア社は、火災、水災等からの災害復旧支援を行う世界的な災害復旧専門会社です。
ベルフォア社が行う災害復旧支援では、火災、水災等で罹(り)災した幅広い種類の機械設備等に対して、安定化処置および本格修復(精密洗浄等による汚染除去)等を行います。これにより、従来は新品に交換するしかないと思われていたものを罹(り)災前の機能・状態に修復し、お客様の事業の早期復旧に貢献します。
特に、特注機械等においては新品交換した場合に納品まで1年以上かかることもあり、罹(り)災した機械の修復を行う方が、お客様の事業を早期に復旧できることがあります。
日本国内の事故対応はベルフォアジャパン社が担当します。ベルフォアジャパン社は、ベルフォア・アジアグループの一員として2004年に設立され、東京海上日動と業務提携をしています。