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子どもにとって危険(きけん)な場所ってどこ?

登下校中や、外で遊ぶとき、気をつけなきゃいけない危険な場所ってどんなところかな?

  • 危険な場所は「入りやすく見えにくい場所」です。

  • 「入りやすい場所」では、不審者(ふしんしゃ)は簡単(かんたん)に子どもに近づけます。入りやすいとは出やすいということでもあるので、「入りやすい場所」では、不審者はすぐにどこへでも逃(に)げられます。

  • 「見えにくい場所」では、不審者の姿が目撃(もくげき)されにくいので、通報(つうほう)されたり、だれかが助けに来たりすることもありません。反対の「入りにくく見えやすい場所」が安全な場所と言えます。

危険な場所を見極(みきわ)める方法(ほうほう)

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    「入りやすい場所」ってどこ?

    ガードレールのない道路、フェンスに囲まれていない公園や駐車場(ちゅうしゃじょう)、男女共用のトイレはどこからでも犯人(はんにん)が近づける「入りやすい場所」です。

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    「見えにくい場所」ってどこ?

    高い壁(かべ)や生け垣(いけがき)が続いていて窓がかくれてしまっている場所や、うっそうとした木々に囲(かこ)まれた公園は「見えにくい場所」です。

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    また、見晴らしのよい田んぼや畑、草原は「見えやすい場所」と思われがちですが、周囲(しゅうい)の人からは子どもの姿(すがた)に気付(きづ)きにくいため「見えにくい場所」になります。

他にも知っておこう!危険な場所・安全な場所

落書きが多い道は危険なの?

落書きが多い場所は、犯罪が見つかっても、見て見ぬふりをしてもらえる場所だと犯罪者は考えます。地域の人の関心があって、人目が行き届いている場所なのか、普段から意識して歩いてみることが大切です。

花壇(かだん)が並(なら)ぶ道は安全なの?
家の前に花壇を作るのは、歩いている人に花を見てもらいたいからです。家の人が通行人に関心があるということは、地域に関心があるということでもあります。犯罪者にとっては、花壇は脅威(きょうい)です。地域に関心があるので、犯罪をすれば、すぐに見つけられ、通報されそうです。花に水をやるために外に出てくることも想像できるので、犯罪者はそれもいやがります。
学校の近くは安全なの?

子どもを狙(ねら)った犯罪者は、子どもがいそうな場所に現れます。魚釣(さかなつ)りをする人が、魚が多くいそうな場所で釣りをするのと同じです。学校の近くは、子どもがいそうな場所なので、犯罪者がよく現れ、犯罪が起きやすくなっています。学校の近くだから安全なのではなく、学校の近くだから危険なのです。学校の近くで、狙う子どもを決めて、後ろからついて行き、その子が一人になったときに、近づく犯罪者もいます。

今回のまとめ

危険な場所は「入りやすく見えにくい場所」。いつもそれを意識しながら友達と楽しく安全に遊びましょう!