イベントの開催有無や詳細は、必ず事前に各団体にご確認ください。
終了/東京都
公益財団法人 日本自然保護協会
東京自然教室「かいぼりを学ぶ!井の頭池たんけん隊」
- イベント名:
- 東京自然教室「かいぼりを学ぶ!井の頭池たんけん隊」
- メッセージ:
- 「かいぼり」で生態系が蘇る井の頭池で自然観察や、生きものが暮らしやすい水辺作りをします。
- 開催日時:
- 2018年1月27日(土)10:00~15:00
活動内容
はじめに、井の頭池の自然が、「かいぼり」によってよみがえる話を聞いてから、実際に井の頭池の底を歩いて、湧き水などを観察しました。その後、生き物が棲みやすくなるようにみんなでゴミ拾いをしたり、泥んこになりながら浅場づくりをしました。最初は、おそるおそる長靴がはまりながら歩いていた子どもたちも、慣れてくると泥の匂いの違いを嗅ぎ分けたり、水が湧き出るところを見つけ歓声をあげたりしていました。午後一番のプログラムで、多くの魚や復活したイノカシラフラスコモを、「かいぼり屋」(かいぼりに関する情報館)で見せてもらい、子どもたちは興味津々の表情でのぞきこんでいました。浅場づくりでは大人と子どもが協力しあって、泥をかき上げ、固める作業をしました。ゴミ拾いをしているときに、人間が作り出したプラスチックなどの人工物がそのままゴミとして池底にずっと残っている話を聞いた際に、子どもたちは真剣な顔でうなずいていました。体験とともに学びも多く、今後も井の頭池を訪れる楽しみが増えたようです。
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池底にポコポコと水が湧いていました
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みんなで泥をすくい運びました
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復活した絶滅危惧種イノカシラフラスコモに興味津々!
参加人数
- 参加人数(スタッフを除く):
- 26人
- うち子どもの人数:
- 12人
参加者の声
- 体を動かして体験することは、いつまでも記憶に残る環境活動になったと思う。
- テレビで見るよりかいぼりは大変なんだね。泥は重いんだね。
- 自然を守るには、家庭からできる環境配慮をもっと考え直していこうと思った。
- 身近な自然に目を向け大切にしようという心を培う経験となった。
- ボランティアの皆さまの自然への姿勢は、子供にたくさん伝わっていたと思う。
イベントを振り返って 主催団体より一言
普段、濁った池の水面下にある世界を、匂いや泥の感触など五感を通じて体験してもらえました。「かいぼり」への働きかけを実現し、作業しているボランティアの方と一緒に過ごしたことにより、保全活動の意義をよく理解いただけたようです。
東京海上日動北東京支店より、昼食時にインスタントスープなどを提供いただいて、冷めた身体が温まり参加者の方にも喜ばれました。
このイベントを機会にアメリカザリガニのリーフレットを制作し、連携団体が活用できるようになりました。またボランティアのかいぼり隊が経験を積む機会にもなりました。
今回、東京大学の環境サークルからオブザーバーとして参加した学生の方が、子どもたちに優しく接してくださったり、会場の掃除などを機敏にしていただいたことは、運営上もとても助かりました。今後も協働できたら良いと思います。
イベント概要
イベント内容
「かいぼり」についてのレクチャー
・「かいぼり」した井の頭池の池底に残る外来種を探したり、復活する湧き水を観察する。
・生きものが暮らしやすいよう、泥を積み上げ岸辺に浅場を作る。
対象:小学生1年生以上とその保護者の方 30名
開催場所
井の頭恩賜公園(東京都武蔵野市・三鷹市)
JR中央線「吉祥寺駅」下車徒歩5分
実施団体
- 主催:
- 公益財団法人 日本自然保護協会
- 共催:
- 認定特定非営利活動法人 生態工房、認定特定非営利活動法人 日本NPOセンター
- 協力:
- 関東環境パートナーシップオフィス、東京都西部公園緑地事務所
- 協賛:
- 東京海上日動火災保険株式会社
- 後援:
- 環境省