イベントの開催有無や詳細は、必ず事前に各団体にご確認ください。
終了/岩手県
マイムマイム奥州
ひまわりから油をとるプロジェクト 背高のっぽのひまわりを収穫しよう!~採りたて野菜の鉄器焼きでひまわり油のミニ試食会~
- イベント名:
- ひまわりから油をとるプロジェクト 背高のっぽのひまわりを収穫しよう!~採りたて野菜の鉄器焼きでひまわり油のミニ試食会~
- メッセージ:
- 初年度となった昨年は、栽培の手順や作業量を確認しながらひまわりの成長を見守り、収穫や種を取る作業などをみなさんにお手伝いいただきました。
今年は、収穫したひまわりの種から油をしぼってみることをみなさんと一緒に体験してみたいと思っています。
みんなが思わず笑顔になる満開のひまわり畑が今年も見られますように・・・。 - 開催日時:
- 2018年8月18日(土)10:00~12:00
活動内容
開会式後、マイムマイム奥州が取り組む地域循環型農業について紹介しました。今回はパネルを使ってよりわかりやすく説明できるよう工夫しました。子どもたちは、注目して話を聞いている様子でした。その後、すっかり頭を垂れたひまわりの収穫作業を行いました。花が下を向いた状態でも150~160cm位もあるひまわり畑で、子どもたちは作業の前に「トンネルだー」と言いながら一走りしたり、日陰の涼しさを体感したり、虫の観察などをしていました。作業が始まると、大きな子どもたちが背伸びをしながら花を切り取り、小さな子どもたちが運搬係として行き来するという役割分担が自然とできていて、休憩時間も惜しんでみんなで作業に取り組みました。スタッフの一人である養鶏農家(まっちゃん卵)さんから、ひまわりの葉をにわとりの餌にしたいとの提案があり、花を切り取った後の茎についている葉を刈り取ることになりました。子どもたちは「これもまた循環だ!」と言いながら喜んで作業してくれました。収穫した花は大きなブルーシートの上に並べ、その花とともに参加者全員で記念撮影をしました。その後は、ひまわり油のミニ試食会ということで、スタッフが地元の南部鉄器にひまわり油を使用し、採れたてのオクラやジャガイモを素焼きしました。参加者はお好みで塩をふりかけて、野菜そのものの味を感じながらおいしそうに食べていました。おまけで、まっちゃん卵の目玉焼きも出したところ、子どもたちは大喜びでした。卵黄の色の違いがエサによることなども学べる機会となりました。
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小さい子も頑張りました!
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素焼きした野菜を食べます。
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昨年の種からできた油です。
参加人数
- 参加人数(スタッフを除く):
- 31人
- うち子どもの人数:
- 19人
参加者の声
- めぐりめぐっている環境社会を実感することができた。
- 地域資源を大切にしたいと思った。
- 地域内での循環の重要性がよく分かった。
- 無駄な物はなくいろいろな物に形を変えて回っていることが分かった。
- ひまわり栽培が休耕田の活用と土の活性になり、循環ができていることを改めて感じた。
- 農村には循環の可能性が詰まっていると感じた。
- 食べているものがどのようにして出来ているか、今まで以上に気にかけるようになった。
- 外遊びなど自分が子どものころに体験したことをやらせてみたいと思った。
- 油になるひまわりの収穫を子どもたちと一緒にできるってすごくいい。心と体で循環を学べる体験は素晴らしいですね。地域に広まるお手伝いをこれからしていきたいと思っています。
- ひまわりを育ててみたい。
- ひまわりが種をたくさんつけて重く垂れさがっていた。
- ハエやカエルの生命力に驚いた。
- 虫取りをしたい。
- ひまわりの種が油になることがすごいと思った。もっと知りたくなった。
- ひまわりを運ぶのは大変だったけど、野菜や卵がおいしかった!
イベントを振り返って 主催団体より一言
【子どもたちの様子】
とても暑い日でしたが、子どもたちは我先にと喜んで畑に入り、楽しそうに作業をしていました。大きい子と小さい子の役割分担が自然とできていて、未就学の子どもも保護者とともに収穫後の花を運ぶ作業に積極的に加わる姿を頼もしく感じました。ひまわりを育ててみたい、虫とりをしたい、もっと知りたいなど何かをしたいという気持ちにつながることが、まずは大切だと考えるので、今回もそのような感想があったことは良かったです。
作業中に虫などを発見するとみんなにも声をかけて見せ合い、その生きものも「生きている」ということを実感していた様子がありました。カエルを見たことがない子どもがたくさんいて、私たちが考える以上に自然観察などの機会がないのではないかと思いました。
【様々な関係者との連携・協働により得られた成果】
今回初めて、奥州市環境市民会議「奥州めぐみネット」の方にもご参加いただき、運営をお手伝いいただきながらイベントの様子を見ていただきました。また、めぐみネットに登録しているエコキッズ3団体にも周知しました。団体としての参加には至らなかったものの、より関心の高い皆さんにこの取り組みを知ってもらう機会となりました。地元の子ども会から複数の親子が参加したことにより、子ども会花壇の廃止が検討されていたものが、ひまわりを育てるということで継続の方向に変わったとのお知らせがありました。どこの地域でも少子化や花苗予算の確保などの問題から同様の傾向にあることを耳にする中で、地域の花壇までもが耕作放棄地になることを、たった1ヶ所ではありますが防げたように思いました。
【その他の感想】
なるべく無駄を出さないという意識を持って工夫することが、自分にもできる(できそう)と思う機会になり、「循環」が身近にあることにも気付いてくれている様子が感じられました。子どもも大人も日常から離れた息抜きの時間を過ごしているように見受けられ、イベントの内容に関わらず好きな場所と感じてもらえることを期待したいと思います。
イベント概要
イベント内容
今年度のGreenGift地球元気プログラム1回目となる今回は、ひまわりの収穫と畑を元の状態に戻す作業を行います。その後、同じ畑で育てた野菜を収穫します。ひまわり油をひいた南部鉄器で素焼きして、採りたて野菜のおいしさとひまわり油をみんなで味わってみましょう!
開催場所
- 名称:
- 胆沢トレーニング農場セミナーハウス(「農家レストランまだ来すた」隣り)
- 住所:
- 岩手県奥州市胆沢区若柳字大立目19
実施団体
- 主催:
- マイムマイム奥州
- 共催:
- 認定特定非営利活動法人 日本NPOセンター
- 協力:
- 東北環境パートナーシップオフィス(EPO東北)
- 協賛:
- 東京海上日動火災保険株式会社
- 後援:
- 環境省